概要
春秋・戦国時代での中国のお話です。
「秦」という国が、ほかの六つの国に対して、武力を背景に、領土の割譲を求めていた。
そんな中、「洛陽」というところに、蘇秦という遊説人が居た。
蘇秦は「秦」の国の王に遊説したが、聞いてもらえなかった。
そこで、「燕」という国へ行き、「趙」という国と南北に同盟を組もうと遊説した。
「燕」は蘇秦に遊説資金を与え「趙」へ行かせた。
蘇秦はこう説いた。
「皆さんの国々の兵を合わせれば、「秦」の十倍に値します。力を合わせて西の「秦」を攻撃すれば。必ず破ることができるでしょう。」と。
そして、さまざまな国と同盟を組ませるために、さまざまな国は蘇秦に遊説資金を与えた。
蘇秦は、動物を使ったたとえ話でこう説いた。
「鶏のくちばしになっても、牛の後ろになることなかれ。」と。
つまり、「小さきものでもその長であるべし」ということである。
この出来事が元で、南北六国の同盟が出来上がった・・・。
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