概要
1996年12月27日にPS用ソフトとして5800円で発売された。発売元はトンキンハウス。
「歌魔法自動作曲システム」という、プレイヤーが歌詞を入力すると自動的に曲が作成され、主人公がその歌詞の通りに声に出して歌うというシステムが搭載されており、世界観も「音楽」を軸に構築されている。
が、主人公はそれなりに若く見えるにも関わらず声は野太いおっさんボイスである上に、自動作曲の方もそれぞれの文字に音階が割り振ってあるだけのシステムで、とても曲とは言えないような何かが出来上がる。
それ以外にもツッコミどころを上げるとキリがない。
- ストーリーはヤマなし、オチなし、整合性なしの三拍子揃っている。その上無駄に長い。
- 戦闘BGMはドラム音のみ。通称「ケツドラム」。
- 町のギルドにいる仲間を自由に雇用できる「ギルドシステム」を採用している。パーティは最大4人までで、新たに加入させる場合は誰かを解雇しなければいけないのだが、絶対に外せないメンバーだけで4枠全てが埋まることもあり、この仕様が数多のプレイヤーを絶望に陥れた。よりによってラスボス戦すら4枠固定のため、任意加入のメンバーを育成するのはほぼ罠である。
- 強制加入メンバーは何故かトラブルメーカー揃い。ストーリーが無駄に長い原因は大体コレ。
- 高エンカウント率。1歩歩くとすぐにエンカウントすることもざらにある。「ドンドンドン(絶望)」
- 味方の命中率が低く設定されており(キャラにもよるが大体60~70%)、パーティ全員が攻撃を外すことも珍しくない。攻撃力もさほど高くはないため、前述のエンカウント率もあって、戦闘テンポは非常に悪い。
- PSなのにSFCレベルのグラフィック。
- 仲間はオリジナルの特技を持っていることもあるのだが、プレイヤーが任意で特技を使うことはできず、ランダムに「プレイヤーが選択した行動をキャンセル」した上で発動する。DQで例えるなら、賢さ20未満の仲間モンスターみたいなものである。
「スクリーン!!」
等。
ただし。ほぼダメなところしかない本作だが、イラストレーター「弘司」氏が担当したキャラクターデザインおよびキャライラストに関しては高い評価を得ている。
黄昏のオードをプレイする奴は悪の手先
なお、このゲームのプレイヤーは悪の手先と呼ばれているが、これは2ちゃんねるのスレタイ「黄昏のオードをプレイする奴は悪の手先」が由来となっている。
関連動画
関連商品
関連項目
- ゲームのタイトル一覧
- トンキンハウス
- プレイステーション
- ロールプレイングゲーム
- クソゲー
- カラーひよこ(赤)
- ルドラの秘宝……プレイヤーが自分で魔法を作れるRPGの先輩
- アルトネリコ3……作曲要素を組み込んだRPGの後輩
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