黒い太陽731とは、インターネット上で検索してはいけない言葉の一つである。
概要
『黒い太陽731』。これを見ただけでは、「なんぞこれ」という印象を持たれると思う。
これは、1988年に公開された香港映画の邦題である。
森村誠一『悪魔の飽食』を元にして作られた劇を映画化した作品。
物語の舞台は日中戦争・太平洋戦争時下の日本。関東軍石井731部隊による現在では考えられないような人体実験を再現した社会派映画。異常な程の残虐シーンの応酬で有名であり、一部愛好家ではカルト的な人気を博している。
日本では、1991年、とある映画祭で、『黒い太陽七三一 戦慄!石井細菌部隊』のタイトルで上映後、1993年にビデオ化され、1995年に『黒い太陽七三一 戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌』というタイトルで劇場公開された。
まずは文章から始めようか(Wikipediaの解説)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E3%81%84%E5%A4%AA%E9%99%BD731
慣れてきたらこっちへ(無理はしないでください)
http://adolf45d.client.jp/eiga731.html
閲覧する際は自己責任でお願いします。
作品に関するエピソード
この先、暴力的・猟奇的な表現が含まれます。苦手な人はスルー推奨。
「俺は大丈夫」という方は反転で閲覧可能です。
- この作品はSFX技術を所々に織り交ぜており、例としては、減圧実験シーンで密閉された処置室に入れられた「丸太」と呼ばれる捕虜が、室内の気圧を下げられて肛門から腸が飛び出すシーンをSFX技術によって再現している。
- 軍医が、「窮鼠猫を噛むとはこのことさ」と言って抱いていた猫をネズミの群れに放り投げ、猫を生きたままネズミに噛み殺させている。
驚くべきは、何とこのシーン、特撮などではなく本物の生きた猫をネズミに噛み殺させているのだ。「窮鼠猫を噛む」ただそれだけを言いたかったがために動物虐待を平然と行っている。 - 動物虐待シーンはこれだけではない。
劇中、日本軍が施設を焼却。焼却した際に施設から実験用のネズミが火だるまで逃げ惑うシーンがあるのだが、この火だるまで逃げ惑うネズミ、特撮などではなく本物のネズミを燃やし、使用している。
撮影終了後のネズミの運命は言うまでもない。 - 劇中、生きたままの子供を笑いながら解剖するシーンがある。これだけで十分不快だが、この子供の身体、人形などではなく本物の死体を使用している。
社会派映画として扱われているが……
本作は日本軍の非道への告発映画と位置づけられているが、取材・検証・考察は一切行われていないといって差支えが無いほど、稚拙なものである。上記の通り『悪魔の飽食』を参考にしているシーンが散見されるが、そもそもこの『悪魔の飽食』自体、資料としての支持は全く得られず信憑性には疑問だらけである。第一に医術的観点から、起こりえない実験の結果。第二に軍事的観点から、731部隊の裕福すぎる実験環境。第三に歴史的観点から、戦中の状況から食い違う証言内容。これらは“731部隊が人体実験を行っていたのではないかと疑っている研究者”からの指摘である。その後、様々な著書が731部隊の疑惑について真剣に考察する中で、かような本著が現在も、731部隊の人体実験の有無に発言権を有しているのは筆者の独自見解ながら中国共産党のイデオロギーからの支持であると思われる。というのも本著の初出は新聞「赤旗」の連載である。人体実験の証左よりも日本軍を残虐をな悪役たらしめ、中国共産党が正義の味方であるという二元論で、この許されざる人体実験問題を片付けようとしているのである。
このような背景を抱えている以上、まともな映画が出てくる訳が無いのである。特に上記にもある犠牲者への冒涜としか言いようが無い、モラルを欠いた残虐なシーンの連続では反日感情を盛り上げるだけで、この問題について日本との相互理解を求める姿勢に欠いている。(ただし、動物虐待に関しては、動物愛護の価値観の広まった近年より批判されている物であり、一概に本作に限った致命的な事ではなく、世界各国の映画で起こっていた事である。)
現に第三国、アメリカなどでは、本作を見て731部隊の疑惑に対する興味を持ったという感想などは皆無であり、日本産スプラッター映画「ギニーピッグ」と並んで、中国産スプラッター映画として、低俗で残虐な悪趣味な映画の扱いを受けている。ただし、731部隊がこの映画のような人体実験を本当に行っていたという勘違いを引き起こしている事は閑暇できる事ではない。
しかし、日本では本作の出現を深刻に受け止めているふしがある。「戦争は酷い事である、日本はそれを行ってしまった」これを教える為の教材として、過激なシーンだけが評価されている本作を上映する学校が存在すれば、本作の考証の浅さい(というか考証そのものを行っていない)731部隊の描写を引き合いに「731部隊は人体実験を行っていない」と主張する極端な人々まで登場している。
続編の存在
本作には2本の続編と一本の姉妹作が存在している。『黒い太陽731Ⅱ・悪魔の生態実験室』『黒い太陽731Ⅲ・石井細菌部隊の最期』の二作である。
この二作は第一作の初出から実に5年も経った後に製作された。VHSテープの流通で、海外の残虐映画マニアから第一作が再評価された事がこの二作を生み出した切欠と推測される。監督は香港製忍者映画というジャンルで悪名を馳せたゴッドフリー・ホー。香港製忍者映画とは、ビデオバブル全盛期に大量生産されたそのどれもがZ級というリアルでそびえ立つ糞のような映画作品群である。よりにもよって最低映画を作るために生まれたようなゴッドフリー・ホーによるこの二作は何もかもがオカシイ。(そしてつまらない)
ゴッドフリー・ホーの忍者映画にもあるように、日本の文化へのとんでもない勘違い(ゲイシャガール等)、731部隊を秘匿とする為に謎の暗殺軍団によって虐殺されまくる日本人関係者。731部隊の破棄した謎の薬品に苦しむ満州国の日本人など「日本だって帝国主義に苦しんでいる!中国共産党を支持すれば皆平和だ!」という、実に頭の悪い親日主張が垣間見えていたりする。しかし、残酷映画としても、前作のシーンの流用やそのリテイクばかりが目立つ上に、前作の映像としては優れた演出は失せて、なんとも安っぽく映る。
もう一つ、一本姉妹作とは第一作のスタッフが発表した『黒い太陽・南京大虐殺』
その名の通りで南京大虐殺を取り扱っている、ただし現在日本での鑑賞は容易ではない。2006年にジェネオンエンタテイメントが発売した『黒い太陽 南京』なるDVDが本作ではないかと噂されているが、販売を早々に自粛した為、現在入手困難となっており、この二つのタイトルは謎の映画となっている。筆者も、本作を未見である為、早々に結論は出せない。
関連動画
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E9%BB%92%E3%81%84%E5%A4%AA%E9%99%BD731


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読み:クロイタイヨウナナサンイチ
初版作成日: 09/08/18 14:58 ◆ 最終更新日: 10/07/27 18:36
編集内容についての説明/コメント: 誤字修正。
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