謎の銃弾と。死を乞う令嬢と。霧に煙る19世紀ロンドンで、犯罪資料館の扉が再び開く。
黒博物館ゴースト アンド レディとは、藤田和日郎による漫画作品。
ストーリー
夏の暑いある日、ホールという男が黒博物館に訪れる。目的は1856年のある日、幽霊が劇場の座席に遺したと云われる「<灰色の服>の男のかち合い弾」であった。だがホールは<灰色の服の男>(グレイマン)の依代に過ぎず、学芸員の前に正体を現した<灰色の服の男>はある物語を語り始める。
登場人物
- <灰色の服の男>
- 幽霊である。ドルーリーン・レーン王立劇場に取り憑いている。生前は決闘の達人で、銃から剣術に至るまで決闘の代理人として金を稼いでいた。人間の生霊が見え、生前と同じように人間の生霊を退治できる。生霊を退治された人間は気が抜けたようになる。シェイクスピアの引用を好む。
- フロレンス・ナイチンゲール
- 通称フロー。「看護覚え書」の作者でクリミア戦争に従軍したナイチンゲールその人である。<灰色の服の男>に自分を殺すように頼みにドルーリーン・レーン王立劇場に頼みに来た。生まれつき生霊が見える。
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関連リンク
関連項目
- 黒博物館スプリンガルド
- 黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ
- 黒博物館 図録（キャンディ ケイン収録）
- からくりサーカス（シェイクスピアの引用をする登場人物がいる）
- フローレンス・ナイチンゲール
- シュヴァリエ・デオン
- 漫画作品一覧
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