黒虎Pとは、主にUTAUを用いて楽曲を発表しているP(プロデューサー)である。
黒虎ファミリーと称して家族構成的なものがされており、娘的ポジションに「重音テト」、嫁的ポジションに「和音マコ」、妹的ポジションに「健音テイ」がいる。そして2012年1月より新加入の「春歌ナナ」が姪っ子的ポジションとして仲間に入り、黒虎Pの作品は前記4名のUTAUたちによって唄われている。
「黒虎P」というP名は公式であるが、近所をうろつく野良猫の如く、非常に多くの通称を持っていることで有名である。
本人曰く「もう自分がなんて呼ばれてるのか全部管理できなくなってしまった」とのこと。
概要「ケツは切れてるんじゃないっ、割れてるんだっ!」
UTAUを用いるPとしてデビューしたのは、2011年3月。「海老蔵P」というP名を自ら名乗り、独特の下手くs・・・味のある文字とマウス画という素朴な動画でうpをし始める。後にペンタブをゲットし、徐々に絵を書き始める。
そんなある日、海老蔵Pの今後を大きく左右することになる出来事が舞い込んでくる。
満を持してうpしたと思われる東方の替え歌をモチーフにしたとある替え歌作品が見事に不発に終わり、いよいよ再生やマイリスが伸びないことを気に病んできた本人が、UTAU総合コミュニティーで放送されている生放送内でそのことを愚痴り、多数のリスナーから「そのP名がまずいのでは・・・?」という意見が多数あり、その場で新しいP名を公募することになった。
「かっぱ海老☆戦隊P」「せわたP」「伊藤リ○ンP」など、海老や某歌舞伎役者にちなんだ名があげられたが、その中でも一際人気のあった「黒虎P」という名前が本人も気に入ったらしく、公募開始からわずか15分で新しいP名が決定し、それ以降「黒虎P」と公式で名乗るようになった。しかしながら黒虎Pと接戦だった「せわたP」という名が何となく残り、のちの「セワタ商法」の語源となる。
黒虎Pという名の由来は「海老っちゅうたらやっぱりブラックタイガーやろっ!」という理由から、日本語表記に直され「黒虎P」となる。そのとき「ブラックタイガーP」という名も候補にあがったが、本人は「なんかエロいから嫌だなぁ・・・。」と言ってあっさり候補から除外した。
彼が「ブラックタイガー」という単語のどこにエロい要素を感じたのかは全くもって理解不能であるが、どうせ「ナニ」を「我のブラックタイガーは凄いでぇ〜」と自慢げに垂れ流す三流エロビデオの台詞でも思い浮かべたのであろうことは想像に難くない。いよいよ偲ばれる残念な鬼才である。
・・・・・・・・が。
そんな彼に固定のP名など最早無意味な出来事が続けて起こる。
新しいP名「黒虎P」としての再出発となる1作目の楽曲、重音テト「in my Room」で彼は本来ちっぱいである重音テトにしては少々大きすぎる乳をあらわにした情事の最中を連想させる余りにもあざとくセクシー、かつ官能的なイラストで一気にニコ厨を釣り上げ初の音楽デイリーランキングにランクインを果たす。
しかしこの重音テトには少々大きすぎた乳が「偽物」であるという声が多数上がり、ついに「偽乳P」という新しい通称が付けられしばらく黒虎Pより偽乳Pと呼ばれ続けることになる。
偽乳Pという通称が付いてしまったことは本人にとっては不本意だったが「サムネがあざとければニコ厨は釣れる・・・。」と完全に味をしめた彼の方向性が完全に決まってしまった決定的な作品が2作目としてうpされる。健音テイ「月姫≪独唱≫」。後の尻姫である。
彼がトレスで描いた最後の作品と思われる、後ろ向きの全裸で座り振り向いている健音テイが一際目のやり場に困る、正にサムネホイホイのテンプレートのような作品。だが楽曲自体はその裸に心を切り裂くような切なさと哀しさを与える神曲であり、後の彼を代表する作品となる。初動こそゆっくりだったものの徐々に確実にリスナーの心を掴んだ月姫という作品をより多くの人にきいてもらうため、ついにあちこちのリクエスト生放送に自ら出向き「黒虎Pが自針するでしー」を合い言葉に連日自張りリクエストに勤しんだ。そのかいあってか、ようやく「黒虎P」の名前と存在が認知されるようになる。そして「黒虎P=月姫」というイメージ以上に「黒虎P=尻と自張り営業」というイメージが定着する。
「ジャポネットセワタ社長」の誕生であり、度重なる自張りは「セワタ商法」と呼ばれ、自張りされる作品は「商品」と呼ばれるようになる。新うp作品に対しては「新商品」などと呼ばれることもしばしば。
そしてついに、某生主が「尻姫Pキタ━━━(゚∀゚)━━━!!」と発言した際に彼が自張りした月姫が生枠に収まらず曲が途中で切れてしまう事実を伝えたところ、本人が何気なく「尻は切れてねぇ、割れてんだっ!」と発言。その発言が生主のツボにクリティカルヒットし爆笑でMC続行不能になり、それ以来「黒尻姫P」という新たな通称が増える。
ちなみに黒虎P本人が一番気に入っている通称らしく、彼が自身のコミュニティーで放送するリクエスト生放送のタイトルにも「黒尻姫P」という単語が使われている。なんだかんだいってP名でいじられることに快感を得てしまう、もう救いようのないドM紳士である。・・・・・が本人曰く「夜はドS」らしい。妙に息巻いていたが正直我々にとってはどうでもいい情報であり、一部では「ふかしではないか?」という噂すらある。
楽曲は女性目線の歌詞をメインとしたものがほとんどであり、「in my Room」や「月姫」のような擦れた恋愛や、不倫のような複雑な情緒を描いた作品が印象的である。しかしながら、明るい楽曲はとことん明朗で全く気取りのない良作が多い。また抜群の調声の安定性にも定評があり、ミディアムテンポの楽曲のみならず、アップテンポの楽曲に関しても歌詞表記がなされなくても十分に歌詞を聞き取ることが出来る。
生放送に出没する時の彼の一人称は「私」であり、自張りされる楽曲がみな女性目線の楽曲であるため、黒虎Pを女性だと思っているリスナーも少なくない。彼が自コミュで生放送する際は自らが声でMCしているため、女性だと思っていたリスナーは対外ここで一度イメージを一から構築し直さねばならない事態に陥ることが多い。
また黒虎Pは普段、演歌歌手をしているらしい。うたってみたをうpしていたりもするが、本人は頑なにその過去を隠したがっている。しかしながら自コミュではたまに「うたってみた生枠」を動画紹介カテゴリーでカモフラージュしてこっそりやっている。本人はあまり気に入っていないらしいが、そんな贅沢言ったら罰があたるくらいのイケボであり、歌唱力も相応である。
しかしニコ動内では一度も演歌をうたってみたことはない。よくわからないが「大人の事情」ということらしいが、彼は三十路を前にして未だに「見習い演歌歌手」という残念な歌手である。その筋では相当将来を有望視されていたらしいが、まったくもって厳しい世の中である。個人的にはPとしてではなく、演歌歌手として有名になって欲しいと願わずには居られない。
いずれにしろ・・・・・。
彼の今後のP名の迷走ぶりからやっぱり目が離せないことはまぎれもない事実である。彼の今後の活躍を期待したい。
関連動画「サムネで釣って楽曲で落とす、それがセワタ商法だっ!」
黒尻姫Pの黒歴史
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