また容積の単位。黄鐘の音を出す笛に入る黍の量がもとになっている。1,200黍が1龠、10龠が1合。
漢字として
- 意味
- バグパイプのような筒状の笛、管、調和、ハーモニー、容積の単位。
- 〔説文解字・巻二〕には「樂の竹管なり、三孔以って眾聲を和すなり」とある。〔広韻〕に「量器の名」とある。
- 字形
- 〔説文〕に「品侖に从(したが)ふ。侖は理なり」とあって、品+侖の会意としている。しかし、甲骨文や金文には上の亼の部分がない字形があり、三口は吹き口、その下は管を並べた形を表す象形とする説もある。籥の初文。
- 音訓
- 音読みはヤク(漢音)、訓読みは、ふえ。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 部首
- 部首として龠部がある。
- 声符
- 龠を声符とする漢字には㒢、瀹、蘥、爚、籥、𧢢、鑰、䠯、䟑、𨷲、龥、鸙などがある。
異体字
- 𠎤は、異体字。〔字彙〕に「俗に省して二口と作(な)す」とある。
互換文字
その他の特徴
龠部が画数最大の部首であることからよく文字符号集合の最後の方に置かれる。JIS X 0208の第1水準漢字で最後に置かれている。UnicodeでもCJK統合漢字の最後の方に配置されている。
顔文字/AA
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関連項目
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