A・O・J カタストルとは、シンクロ召喚における古参モンスターの一枚である。
概要
2008年3月より稼動したデュエルターミナルの第一弾「シンクロ覚醒!!」で初登場した光属性(orリバース)キラーこと「A・O・J」のシンクロモンスターである。
カード情報
種類 | シンクロモンスター・効果モンスター |
基本情報 | 星5/闇属性/機械族/ATK2200/DFE1200 |
素材 | チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 |
効果 |
闇属性以外を対象にしたモンスター(つまり神属性であるオベリスクの巨神兵も)を戦闘時効果として破壊できると言う事実上の対モンスター最強兵器。(下位互換に「A・O・J コアデストロイ」というのがある)
特に光属性ご用達ともいえる「オネスト」のメタカードとして期待できる。しかもシンクロ素体に縛りがないので簡単に出せるのは魅力的である。しかし、闇属性モンスターの前ではただの攻撃力2200の通常モンスターと化し、満足同盟の主力闇属性にはBF(ブラックフェザー)を始めとした強力なモンスターが数多くあるので、油断は禁物である。また、このカードの登場以降(闇属性)攻撃力2200が一つの壁となったと思われる。
ちなみに同じ時期(弾)に登場した強力かつ高レアなシンクロモンスター「氷結界の龍 ブリューナク」程ではないが、そこそこ高いレートで取引された。それは「ゴールドシリーズ2010」で再録されたことからこのカードの強さと価値の高さが伺えよう。
しかし、制限改訂によるオネストの規制、「真六武衆-シエン」や「TG ハイパー・ライブラリアン」等と言った強力なレベル5シンクロモンスターの登場によりこのカードを投入する意義が少し下がった。
それでも闇属性以外を事実上効果破壊できるのは大きいのでなるべく1枚は投入しておいて損はない。また、上記のシンクロモンスターが制限カードとなったことによりエクストラデッキの空きを埋めるカードとして見直し検討する余地が高まった。今後は強力な非闇属性モンスターのメタカードとして活躍の場が期待できるか。
勘違いされやすいが、このカードが裏側守備表示のモンスターに攻撃した場合、カタストルの効果は発動されず、そのまま戦闘が行われる。カタストルがある状況で相手がモンスターをセットしてきた場合、リクルーターを警戒してなるべくカタストル以外のモンスターで殴るのもプレイングのひとつかもしれない。ただし、相手のセットモンスターが「ライコウ」や「スノーマンイーター」等の除去効果をもつリバースモンスターだった場合、カタストルを先に攻撃させれば、カタストルを破壊して後続の攻撃を通すか、後続のモンスターを除去してカタストルを残すかの二択を迫ることもできる。このように、このカードを使うにあたっては、相手のデッキの特性をよく把握し、セットモンスターを読むことが重要になる局面もある。
遊戯王本編での活躍?
使用された描写は皆無であったが、遊戯王5D'sの第5期OPやWRGP決勝戦においてチーム・ニューワールド(新世界同盟)ことイリアステル三皇帝の力によりチーム5D'sが見た未来のヴィジョンの中にこのカードの存在が確認されている。
ちなみにイリアステルの下っ端にあたる死ね死ね団ことディアブロの使うデッキは「A・O・J」なのだが、カタストルを召喚した描写がないので所有しているのかは不明である。
関連動画
関連項目
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