R-9A “ARROW-HEAD”/アロー・ヘッドとは、『R-TYPE』シリーズを代表する戦闘機である。
形式番号(及び機体名)は単に“R-9(アールナイン)”と呼称されることも多い。[1]
[汎用量産機]
概要
武装
- 超高速電磁レールキャノン
R戦闘機に標準装備された機銃。バルカンと呼称される事もある。
威力は低いが連射性に優れ、状況を選ばず使用が可能。 - スタンダード波動砲
R-9に戦艦級の火力を持たせる事を目的に開発された兵器。
機体前方に形成した力場から、ベクトルを付与したエネルギーを解放し前方に射出するR-9を代表とする武器。
レールキャノンの十数倍に達する威力を持ち、破壊した敵を貫通する特性を持つ。
第一次バイドミッション時に出撃した機体は未完成のまま出撃する事になったが、
オペレーション:ラストダンスに参加した機体には完成型が搭載され、2ループチャージが可能になっている。 - 追尾ミサイル
機体上下に発射される一対の対空ミサイル。
威力は低く発射間隔も長いが、敵を自動追尾する為命中率が高い。 - 対空レーザー
高密度集束光条体。
水平方向に二重螺旋状の赤と青のレーザーを放つ。
ビットを装備している際は、同時にビットからもレーザーが発射される。 - 反射レーザー
連続変化プリズム型光条体。
水平と上下ナナメ45度方向それぞれに障害物で反射するレーザーを3本放つ。 - 対地レーザー
対物追従型連続光弾体。
上下に地形に沿って進む威力の高いレーザーを放つ。
しかし、上記の二種に比べて連射が効かず、有効に使える場所は限られている。
人類を救った”救世主”にして Rの始祖
第一次バイド戦役において主力となった異相次元戦闘機。その抜群の安定性・汎用性は数多くの後継機へと受け継がれ、R計画の中核を担う存在となった。
突如として現れた敵”バイド”に対して”放たれた矢”
バイドのエネルギー体のみを抽出・凝縮し、4本のコントロールロッドを打ち込むことによって制御を可能にした、人類初の次元兵装「フォース」
戦闘機に戦艦主砲並みの火力を持たせることを念願において開発された「波動砲」
これらを搭載可能にし、かつ異相次元艇としての機能をも併せ持つ最初の有人戦闘機。それがR-9A”ARROW-HEAD”である。
しかし、これらのほとんどがバイドによってもたらされたオーバーテクノロジーによるものであること。そして、後に明らかとなる宿敵・バイドの正体は正に皮肉とも言えるのではないだろうか。
AD2164 バイド帝国を撃滅すべく、R-9Aの一個大隊が異相次元へと飛び立った。一機のR-9Aがバイドの撃破に成功し、宇宙には平和が訪れた。
だが、このとき既に、R計画の”狂ったままの運命”は動き始めていたのである。
回収された後、宇宙要塞アイギスに保管されていたR-9Aはサタニックラプソディーと呼ばれる事件の引き金になる。
R-9A2、RX-10、R-13Aの活躍によってR-9Aは撃墜されるが、衛星軌道上にはバイドコアが出現する……
更にそれから数十年後、夏の夕暮れに照らされた宇宙都市の残骸に、一機のバイド戦闘機が出現する。
R-9Aはこれを殲滅すべく、出撃するのだが……
余談だが、本機の設定は初代R-TYPEの移植作品ごとに大きく異なる場合がある。
アドレナリンシューティング「R-TYPE」
グラディウス・ダライアス・R-TYPEのSTG三作品は「横シュー御三家」と呼ばれるほどに有名な作品であった。
中でもとりわけ、「グロテスクなエイリアンとの戦い」を前面に押し出したR-TYPEはフォースシステムや波動砲システムともあいまって、横スクロールSTGにおいて輝きを放っていた。
機体として見てもアローヘッドといえば、グラディウスのビックバイパー、ダライアスのシルバーホークと並び有名な機体であろう。
STGというジャンルが衰退するにつれ、アイレムもSTG界で生き残るには厳しいものがあった。
結局、2003年の「R-TYPE FINAL」リリースを以て、アイレムは「STGとしてのR-TYPEはもう出ることは無い」と明言した。
しかし、忘れてはならない。
このR-TYPE FINALを以て、自らの血の歴史に終止符を打ったのもまた、“アロー・ヘッド”なのだから。
やがて時は流れ2021年。アイレムに代わりグランゼーラの手により、18年ぶりにSTGとしての「R-TYPE FINAL2」がリリース。戦いが終わった時代にて、戦史編纂という形で"放たれた矢"の軌跡を再び追うことになる。
BLAST OFF AND STRIKE
THE EVIL BYDO EMPIRE!
軍用機以外のR-9A
バイクや軽トラを改造して製作されたり、バスになったりと民生用として稼動している例が存在する。
但しこれらの機体も対バイドの備えとしてなのか波動砲はオミットされていない。
尚、R-9Aバスは日本のHomeでは現在運行しておらず、一部で早期導入が望まれている。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
R's MUSEUM | ||
Unnumbered RX-T1 "Skeleton" |
No.1 R-9A ARROW HEAD |
No.2 R-9A2 DELTA |
脚注
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