ファイアローとは、ポケットモンスターに登場するポケモンである。初登場はX・Y。
基礎データ | |||
---|---|---|---|
名前 | ファイアロー | タイプ | ほのお ひこう |
英語名 | Talonflame | 高さ | 1.2m |
分類 | れっか | 重さ | 24.5kg |
全国図鑑 | #663 | 特性 | ほのおのからだ |
ジョウト | #― | ― | |
ホウエン | #― | 隠れ特性 | はやてのつばさ |
シンオウ | #― | グループ | 飛行 |
イッシュ | #― | 孵化歩数 | 3,840歩 |
カロス | #016(セントラル) | 性別比率 | ♂:50.0% |
アローラ | #160(アローラ) #194(USUM/アローラ) #085(アーカラ) #095(USUM/アーカラ) |
♀:50.0% | |
ガラル | #― | 努力値 | 素早さ+3 |
世代 | 第6世代 | ||
進化 | ヤヤコマ → ヒノヤコマ(Lv17) → ファイアロー(Lv35) |
図鑑説明
- ポケットモンスターX
- はげしい たたかいで こうふんすると ぜんしんの うもうの すきまから ひのこを ふきだして ひこうする。
- ポケットモンスターY
- えものに おそいかかるときの スピードは じそく500キロ。 きょうれつな キックで しとめる。
- ポケットモンスターサン
- こうぶつは キャモメや ツツケラ。 きょうれつな キックを おみまいし するどいツメで がっちり キャッチ。
- ポケットモンスタームーン
- はねの すきまから ひのこを ふきだしながら じそく500キロで えものに むかって いっちょくせん。
- ポケットモンスターウルトラサン
- はねは ひを とおさず じょうぶ。 むかしの しょうぼうしの ふくは ファイアローの はねで できていた。
- ポケットモンスターウルトラムーン
- とりポケモンが おもな えもの。 きゅうせっきんからの ちからづよい キックで じめんに たたきおとす。
概要
- 2013年6月に公開された新ポケモンの一体で、ヤヤコマの最終進化形にあたる。
- 公式が公開した中で、名前が5文字を超えた初のポケモンである。フォルムチェンジを含めればウォッシュロトムやブラックキュレム等もいるが、ポケモンの種族名としてはそれぞれ「ロトム」「キュレム」でしかなく5文字以内だった。また、序盤鳥では珍しいノーマル・ひこう以外の複合タイプでもある。
- 後述のように対戦環境で猛威を振るうポケモンでありながら、通常特性の「ほのおのからだ」と「そらをとぶ」の相性から、孵化作業においても孵化要員としてトレーナー達に大きな恩恵をもたらしてくれるポケモンである。
- 発売前から「ブレイブバード」を覚えることが明かされており、その見た目や優秀なタイプが評価されていた一方で、名前通りの劣化使いづらいポケモンにならなければいいがというような、よくも悪くも大きな期待を寄せられていたポケモンだった。
- 攻略時には何かと不遇なポケモンである。自力習得できるひこうタイプの技がレベル中盤まで「つつく」しかなく、ほのおタイプの技も「ニトロチャージ」以降は習得レベルが高いという劣悪ぶり。育成後半で「ブレイブバード」や「フレアドライブ」を覚えるとはいえかなりの晩成型で、攻略中のメインポケモンとして運用するには苦労が絶えないポケモンだった。技マシンでのフォローで多少はどうにかなるが。
- アニメではサトシのポケモンとして登場。XY86話でヒノヤコマがファイヤーとの戦闘中に進化し、同時に「ブレイブバード」を習得した。
対戦環境において
- 対戦環境では、夢特性の「はやてのつばさ」を引っ提げて猛威を振るう。この特性は、「ひこうタイプの技を先制でだせる」というもの。ただでさえ強力な攻撃性能を誇る「ブレイブバード」が、タイプ一致補正を加えたうえで素早さに関係なくほぼ確実に先制で飛んでくるといえば、その恐ろしさは理解していただけるだろう。当然ながら飛行技に弱い草タイプや格闘タイプ等にとっては非常に強力な抑止力であり、対戦でも序盤鳥でダントツに最強だったムクホークの存在を揺るがすことになる。(序盤じゃ夢はでないから正確には序盤最強鳥ポケモンじゃないという意見もちらほら)
- 多くの先制技を実質的に無力化する上に、ほのお・ひこうという攻撃面での相性補完が良好なタイプなので、序盤の差し合い、高速アタッカーでの場の構築に非常に強いアドバンテージをもっている。序盤の対面で有利な場を構築した場合の爆発力・制圧力が非常に高く、相手のパーティーを瓦解させることも難しくない性能を誇る。それまでもメガシンカしたポケモンの高いステータスや特性等で度肝を抜かれていたプレイヤー達だったが、この夢特性の拡散によって一気に対戦でのメジャーポケモンとなり、環境を支配するトップメタの一角へと上り詰めた。
- しかし、開発スタッフが「調整に苦労した(そもそも普通はこんなチート特性つけようとは思わない)」と言う通り、「はやてのつばさ」が非常に優秀な反面、素早さ以外の種族値が控えめであり、場作りに失敗すると途端に火力不足に陥るという欠点も持つ。かといって火力増強のために「こだわりハチマキ」を持たせれば、小回りが利きづらくなって多少なりとも止まりやすくなる。こうした事情から、一点突破型の高速アタッカーとしては、対策もそれほど難しくはない。だが、この用途の場合、消耗が激しくなった終盤近くに相手を一掃する目的で出てくることが多いので、見せ合いで相手のパーティーにファイアローがおり、なおかつなかなか姿を見せない場合には、ファイアローに対して有利なポケモンをなるべく消耗させずに済むような立ち回りを心掛けたい。
- 「ブレイブバード」が先制で飛んでくるというだけでも十分脅威なのだが、「はやてのつばさ」はひこうタイプの技であれば補助技に対しても適用されるという点を活かし、「おにび」によるやけど状態で相手のHPと物理技の威力を削りつつ、こちらは「はねやすめ」で粘るという耐久型も存在する。ほのおタイプの「おにび」には特性が適用されないものの、元々素早さが高いので先手で使うのも難しくはない。この高い素早さから「ちょうはつ」を使うこともできるので、持久戦もある程度はこなす事ができる。一般的に耐久型というとダメージソースは補助技頼みであることも珍しくないのだが、「ブレイブバード」が腐ってもタイプ一致の威力120技である上に通りがいいので、それなりにダメージが入るのも評価点。
- ウォッシュロトムやサンダー等、ある程度の物理耐久力を有するでんきタイプのポケモンがいれば、多少なりとも牽制になる。特に前者は、「フレアドライブ」も半減に抑えられる上に、みずタイプの「ハイドロポンプ」が「はねやすめ」のタイプ変化に関係なく弱点として一貫するので、かなり有利に戦える。バンギラスのようないわタイプのポケモンも有効ではあるが、その多くは物理寄りの攻撃パターンなので、相性で有利といえども「おにび」+「はねやすめ」で粘られてジリ貧になっていく可能性には注意。当然ながら、ファイアローが苦手とするポケモンは裏に控えているポケモンで対策しているはずなので、一体で対策するのではなくそれらのポケモンに対してもパーティー単位で対策を施しておきたい。
- …と、今までの内容はあくまで第6世代の話。さすがに反省した強すぎると判断されたのか、第7世代では「はやてのつばさ」にマルチスケイル同様HP最大限定という条件が付けられ、ブレイブバードを一発撃っただけで反動ダメージによって特性が確実に機能停止するだけでなく、羽休めがこの特性の恩恵を受けられなくなってしまった。第6世代では先手を飛行技頼みにする前提で耐久力に降るパターンもあったがそれも通用しなくなるため、安定して先手を取るには素早さに振らざるを得なくなり今までほどの型の柔軟性は失われる可能性が高い。岩タイプにウツロイド等の鬼火があまり痛くない特殊方面が得意なポケモンが登場した点も向かい風であろう。
- とはいえ、はやてのつばさ適応状態でブレイブバードをZワザにすると、「先制かつ守る貫通で反動無しの高火力のひこうタイプのワザ」を一発だけではあるが使える。その場合、ダメージを受けていなければ使った後にもう一回先制でブレイブバードを撃てるため、先発として使うのであればヒコウZを持たせるということも視野に入れると良い。多少扱いは前世代よりかは劣るが、高火力を先制で押し付ける戦い方をするにはこちらの方が向いている。
お絵カキコ
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
序盤鳥仲間
- 7
- 0pt