世とは、以下のことを表す。
- 世(せい) - 地質時代の単位。英:epoch
- 世(せい) - 世代、継承した称号、地位の順序を数えるときの助数詞。 例:日系三世、ルパン三世
- 世(せい、よ) - 仏教で、現世、来世、前世のこと。あの世、この世
- 世(よ) - 時流。世間の情勢。 例:世はまさに世紀末
- 世(よ) - 人の一生、生涯。 例:我が世の春が来た
漢字として
丗
- Unicode
- U+4E17
- JIS X 0213
- 1-50-34
- 部首
- 一部
- 画数
- 5画
- 意味
- 世代、一生、世間、世の中、代々、家系。
- 字形
- 草木の芽生えて、枝が生える象形。
- 〔説文解字・巻三〕には「三十年を一世と爲す。𠦃に從ひて、之れを曳長するなり。亦た其の聲を取るなり」とある。卅(30)の左の縦画を伸ばして曲げた字で、30年で一世代ということを表していると解説している。しかし金文の形は卅ではなく、枝が生えてくるところの形。金文には世が、枼、枻の形になっているものもあるという。
- 音訓
- 音読みはセイ(漢音)、セ(呉音)、訓読みは、よ、よのなか、とし。名のりに、つぎ・つぐ・とき、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字で、小学校3年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 世を声符とする漢字には、呭、抴、泄、迣、枼、紲、詍、貰、齛などがある。
- 語彙
- 世運・世界・世紀・世業・世間・世子・世事・世襲・世情・世俗・世代・世禄・世論
- 参考
- 世の草書体が平仮名のせのもとになり、世の一部が片仮名のセのもとになった。
異体字
- 丗は、〔字彙〕に「世と同じ」とある異体字。〔広韻〕などは丗を本字としている。JIS X 0213第二水準。
- 卋は、〔正字通〕に「俗世字」とある異体字。JIS X 0212補助漢字。
- 㔺は、〔字彙補〕に「世と同じ」とある異体字。
- 𠀍は、〔康煕字典〕に引く〔集韻〕に「世と同じ」とある異体字。Unicodeに世と同じとある。
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