単語

2件
1.2千文字の記事
  • 1
  • 0pt
掲示板へ

とは、漢字である。それ以上でもそれ以下でもない

漢字として

Unicode
U+4EE5
JIS X 0213
1-16-42
部首
人部
画数
5画
音読み(常用)
訓読み(常用)
-
Unicode
U+382F
JIS X 0213
2-8-79
部首
己部
画数
5画
𠙋
Unicode
U+2064B
部首
画数
8画
意味
多くの意味がある。
  • 時間、場所の起点を表す。~より
  • 率いる
  • ・庸と通じて)~を用いて、~をもって
  • に通じて)~のために
  • ・謂と通じて)思う、おもんみるに
  • と通じて)~と、ともに
  • と通じて)やむ
  • と通じて)すでに、はなはだ、のみ
  • ゆえに
説文解字・巻十四〕に「用ひるなり」とある。
字形
諸説ある。
以・㠯は、と同じ字を起とする字である。その起となった字については、人が物を携えるところの形(の略体)説、と似ていることから耜の形説などがある。文では率いる意味で使われる。
説文〕は「反ふ」とある。つまり反転させた字としている。また賈中の説として「意、なり。形」と、薏苡という植物の実の形説を紹介している。
音訓
音読みは、イ(音、音)、訓読みは、もって、おもう、ともに、ひきいる、ゆえ。名のりに、これ・さね・しげ、などがある。
規格・区分
常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一準。
1946年に当用漢字に採用され、1981年常用漢字になった。
以(㠯)を符とする漢字には、)、姒、苡(苢)などがある。
以為・以遠・以往・以下・以外・以還・以後・以降・以上・以心伝心・以西・以前・以東・以内・以南・以聞・以北・以来

異体字

  • 㠯は、〔説文〕の本字。
  • 𠙋は、〔字彙補〕にある異体字。孔宙碑に見えるという。

解釈の違いについて

この漢字を用いた熟、とくに時間や場所や範囲を表す意味で用いられる場合、起点となる物事を含むか含まないか、人によって解釈がわかれる場合がある。

代表的な熟は以上や以下だ。

数学物理のような数値を扱う分野で『以』という漢字を含む熟は、明確に起点となる部分を含んだ意味で用いられる。

ただし、文学的に、ないし文章の中で使われる場合には話が変わってくる。多くの場合、その起点を含むかどうかで意味が変わらないため、曖昧であることがほとんどだ。しかし『それ以上でもそれ以下でもない』、『以下の通り』、『友達以上恋人未満』など起点を含んでいると意味が通じない、あるいは、発言の意図と異なる理解が成される表現が存在し、くわえて『以外』など、その起点を含むと考えられない単も存在する。

以上の内容から、数字を含む内容では起点も数にいれる。それ以外の分野では起点を入れずに最初は考えて、意味が通らなければ起点も含めて文意を解釈するのが望ましいだろう。

【スポンサーリンク】

  • 1
  • 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

まだ掲示板に書き込みがありません…以下のようなことを書き込んでもらえると嬉しいでーす!

  • 記事を編集した人の応援(応援されると喜びます)
  • 記事に追加して欲しい動画・商品・記述についての情報提供(具体的だと嬉しいです)
  • 以についての雑談(ダラダラとゆるい感じで)

書き込みを行うには、ニコニコのアカウントが必要です!