また以下のことを表す。
漢字として
倍
- Unicode
- U+500D
- JIS X 0213
- 1-39-60
- 部首
- 亻部
- 画数
- 10画
- 意味
- 二倍にする、2つ、増やす、ますます、という意味がある。
- また背と通じて背く、諳んじる、という意味があり、陪とも通用する。〔説文解字・巻八〕には「反(そむ)くなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は咅。白川静は、咅を花の雌しべがふくらんで果となって割ける字とし、そこから増える、倍加の意味があるという。
- 音訓
- 音読みはハイ(漢音)、バイ(呉音)、訓読みは、ます、そむく。名のりに、やす、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 倍を声符とする漢字に、蓓がある。
- 語彙
- 倍加・倍角・倍旧・倍蓰・倍増・倍速・倍反・倍文・倍率・倍臚
異体字
- 俖は、〔集韻〕に、不可という意味で載っていて、また倍の古文であるともある字。
- 𠋭は、〔字彙補〕にある異体字。
- 𠊑は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𧴥は、〔字彙〕にある異体字。河神の名でもあるという。
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