また以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- 数の10、10番目、10回、10個単位で、すべて、完全、という意味がある。
- 字形
- 諸説ある。
- 甲骨文は縦1本線で、中ほどにふくらみがある字である。そのため針の象形かつ針の初文で、10という意味はその音の仮借からとする説、算木を縦に置いた形で10を表すという指事説などがある。
- 〔説文解字・巻二〕には「數の具(そな)はれるなり。一は東西を爲し、丨(こん)は南北を爲す。則ち四方中央を備はれり」と、縦画と横画組み合わせた字をベースに解説しているが、甲骨文では縦一画である。
- 音訓
- 音読みはシュウ(漢音)、ジュウ(呉音)、訓読みはとお、と。名のりに、かず・しげ・ただ・とみ・ひさし・みつ・みつるがある。
- 規格・区分
- 常用漢字で、小学校1年生で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第1水準。
- 部首
- 十は部首、十部を作る。筆画として十を含むを字が属する。
- 声符
- 十を声符とする漢字には汁などがある。
- 意符
- 十を含む会意字には什、廿、卅、卌がある。十をもとにSI接頭辞デカのついた単位を表す国字が作られている(籵、竍、瓧)。
- 語彙
- 十悪・十戒・十干・十全・十善・十字・十常侍・十人十色・十分・十方
- 参考
- 大字は拾。
互換文字
書として
関連項目
- 2
- 0pt
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