双とは、2つ対になった、両方のという意味の漢字である。また一対のものを数えるときの助数詞に使われる。
漢字として
雙
- Unicode
- U+96D9
- JIS X 0213
- 1-50-54
- 部首
- 隹部
- 画数
- 18画
- 意味
- 2つ対の、両方の、2つの、並ぶ、並ぶもの、仲間。
- 旧字体は雙。雙は〔説文解字・巻四上〕には「隹二枚なり」とある。
- 字源
- 雔+又の会意。鳥二羽を手に持つという字。一羽を持つのは隻。
- 双は雙の俗字。〔俗書刊誤・巻一〕に「雙:俗に双と作(な)す」とある。
- 音訓
- 音読みはソウ(漢音、呉音)、訓読みは、ふたつ、ならぶ。
- 規格・区分
- 双は常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 雙を声符とする漢字には、愯、𩆿などがある。
- 語彙
- 双曲・双極・双肩・双剣・双児・双手・双生児・双対・双璧・双方・双翼・双六
異体字
- 雙は旧字体。常用漢字表に参考字体として載っている。JIS X 0213第二水準。
- 𩀝は、〔字彙〕に「俗雙字」、〔康煕字典〕に〔篇海〕を引いて「俗雙字」とある異体字。
- 㕠は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。Unicodeにsame as 雙とある。
- 𩀱は、〔字鑑〕に「雙:―俗に𩀱・䨇と作す」、〔字彙〕や〔正字通〕に「雙:俗に𩀱と作す」とある異体字。
- 䨇は、〔字鑑〕に「雙:―俗に𩀱・䨇と作す」とある異体字。Unicodeにsame as 雙とある。
- 䨥は、〔字彙補〕に「〔復古編〕雙と同じ」とある異体字。双とは別の意味があり、〔広韻〕に「𩂹䨥、大雨なり」とある。
- 𩆿は、〔六書正訛〕に「雙:―俗に𩆿・䨥と作す」とある異体字。双とは別の意味があり、〔玉篇〕に「雨の皃(さま)なり」とある。
- 双は雙の簡体字でもある。
関連項目
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