大島理森(おおしま ただもり)とは、現自民党副総裁である。公式ニックネーム「りもりん」。
概要
1946年青森県八戸市生まれ。慶應義塾大学法学部卒。慶大卒業後、毎日新聞の新聞記者として働き、青森県議会議員に転身。
1983年には国政に身を移し、青森3区(八戸市・三戸郡)選出の衆議院議員となる。
環境庁長官、文部大臣、農水大臣等を歴任してはいるが、国対委員長としての時期が長く、どちらかと言えば裏方の仕事が多かった。自民党が野党になり、谷垣総裁の下で幹事長に就任した当時は「( ゚Д゚)?」「誰それ?」「もっと若手を使え」との声も多かった。しかし予算委員会での、まるで先生(=大島)がちょいワルな生徒(=鳩山・小沢)を教え、叱り、言質を引き出すような質問っぷりに人気が出始めている。
記者会見や囲み取材では与党をバッサリ斬る。例えば「小沢幹事長は明確な説明責任を果たすべきだ」と発言したが、実は大島自身も、農林水産大臣に就任していた03年2月、秘書がビルオーナーから選挙資金として600万円を受け取ったことが発覚していた。しかし、収支報告書に記載がなかったため、大島は、「秘書がやった」「私は関知していない」と逃れようと、想定問答作成を依頼していたことが発覚して就任半年で大臣辞任に追い込まれた、という過去がある。
そのため、疑惑に対して半年以上も責任逃れをした小沢前幹事長、そして疑惑隠蔽を図る鳩山前首相には然るべき対応を要求した。正論と言えば正論なのだが、過去の出来事は疑惑のまま…何でもない。
理森(ただもり)が読めないせいかコメントでは「大森さん」と呼ばれていたが、最近は「りもりん」の愛称が定着しつつある。また、新藤義孝J-NSC代表に教わりながら、ネットの活用にも力を入れ始め、4月にはツイッターも開始している。
2010年第22回参院選とその後の動き
2010年7月11日、第22回参院選が実施された。対する民主党は6月に鳩山内閣と小沢幹事長が総辞職して菅内閣と枝野幹事長に代わり、民主党への支持率が急激に回復。自民党は苦境に立たされた。
ところが、菅首相が消費税増税に関する発言を二転三転させたり、閣僚たちの不祥事が次々と浮き彫りになったことで、内閣支持率は急落。
一方の谷垣総裁、大島幹事長率いる自民党はここぞと熱弁を振るい、全国を駆け回った。
そして自民党は1人区を中心に大勝。一方、民主党は過半数を割って大惨敗。
大島氏は選挙の結果次第では幹事長を交代したいと周囲に漏らしていたが、まさかの大勝で続投を決定。だが、自民党の若手・中堅議員たちは大島氏に対し、幹事長交代を主張している。
同じ自民党内においても、世代間での対立が垣間見えるため、大島氏は執行部に若手を多数登用して、バランスを取ろうとしている。(2010年8月22日 毎日新聞)
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語録
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- 「絶大なる友愛に満ちた脱税とも言われる生前贈与」
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- 「バナナの叩き売りではありません!」
- 「決めないということを決める」
- 「破れ蓄音器」
- 「秘書がやったこと。私は知らない(与党時代の答弁)」
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関連項目
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