庁とは、役人の事務を行うところである。
日本では、国の行政機関のうち府・省のもとに置かれる外局の一種が庁である。たとえば金融庁、国税庁、文化庁などである。また、地方公共団体の行政機関の下にある、独立性の高い機関が○○庁と呼ばれることがある。
漢字として
廳
- Unicode
- U+5EF3
- JIS X 0213
- 1-55-12
- 部首
- 广部
- 画数
- 25画
廰
- Unicode
- U+5EF0
- JIS X 0213
- 1-55-13
- 部首
- 广部
- 画数
- 20画
- 意味
- 官吏が執務する場所、集会や客をもてなす大広間。
- 旧字体は廳。新字体の庁は俗字の一つ。
- 〔広韻〕に「屋なり」とある。〔説文解字〕には載っていない。
- 字形
- 形声で声符は聴。
- 音訓
- 音読みはテイ(漢音)、チョウ(呉音)。
- 規格・区分
- 庁は常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 庁を声符とする漢字には、𥑈などがある
- 語彙
- 庁事・庁舎・庁堂
異体字
- 廳は旧字体で、人名用漢字である。JIS X 0213第二水準。2004年に参考字体から格上げされた。
- 廰は、〔竜龕手鑑〕などにある異体字。JIS X 0213、JIS X 0212に廳の異体字とある。JIS X 0213第二水準。
- 厛は、〔漢語大字典・異体字表〕にある廳の異体字。
- 𠫊は、〔漢語大字典・異体字表〕にある廳の異体字。
- 庍は、〔漢語大字典・異体字表〕にある廳の異体字。またハイと読む同形の別の字があり、〔玉篇〕には「到別なり」とある。
- 簡体字は厅。
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