感とは、感じ、感覚を表す語につく接尾辞である。優越感、劣等感、第六感、罪悪感、存在感、既視感、・・・
漢字として
- 意味
- 心を動かされる、心が反応する、心に触れる、感じる、ありがたく思う、嬉しく思う、心を痛める、思い、病気が伝染する、(憾と通じて)恨めしく思う、(撼と通じて)動かす、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十〕に「人心を動かすなり」とある。〔玉篇〕に「傷むなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は咸。
- 音訓
- 音読みはカン(漢音、呉音)、訓読みは、うごかす、かまける。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 感を声符とする漢字には、憾、撼などがある。
- 語彙
- 感圧・感悦・感応・感恩・感化・感懐・感慨・感覚・感器・感泣・感興・感激・感悟・感光・感謝・感受性・感傷・感情・感触・感心・感性・感染・感想・感歎・感知・感電・感動・感得・感佩・感孚・感服・感冒・感無量・感銘・感量
異体字
- 𢦡は、〔字彙補〕にある古文。
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