慈とは、東アジアの人名である。
- 左慈(? - ?) - 後漢末の方士
- 許慈(? - ?) - 後漢末から三国時代にかけての政治家
- 太史慈(166年 - 206年) - 後漢末の武将
- 石川慈(めぐみ) - 日本の柔道選手
- 内田慈(ちか) - 日本の女優
- 堀越慈(めぐみ) - 日本のラグビー選手、実業家
漢字として
- 意味
- (主に上のものが下のものを)いつくしむ、敬愛する、優しさを見せる、情け深い、母親、(磁と通じて)磁石、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十〕に「愛しむなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は兹。金文のころは子の字を慈の意味で使った。
- 音訓
- 音読みはシ(漢音)、ジ(呉音)、訓読みは、いつくしむ。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 慈愛・慈雨・慈雲・慈恵・慈姑・慈善・慈悲・慈父・慈母
異体字
- 㤵は、〔康熙字典〕にある俗字。
関連項目
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