扶とは、人名である。いかに著名な人物、記事のある人物を載せる。
漢字として
- 意味
- 音によって意味、用例が異なる。
- 〔説文解字・巻十二〕には「左(たす)くるなり」とある。〔方言・第十三〕に「扶、護るなり」とある。
- 字形
- 形声。声符は夫。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合、フ(漢音)、2.の場合ホ(漢音)、訓読みは、たすける。名のりに、すけ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 扶育・扶掖・扶助・扶持・扶伏・扶養・扶翼
異体字
- 𢻳は、〔説文〕に「古文の扶。攴に从ふ」とある異体字。
- 𢺻は、〔広韻〕に「古文」とある異体字。
- 𢱿は、〔康煕字典〕に〔字学元元〕を引いて「古扶字」とある異体字。
- 榑は、扶と通じる字。扶桑を榑桑とも書く。
- 㚘は、〔字彙補〕に〔韻会補〕を引いて「扶と同じ」とある異体字。〔説文〕などには別の字として載っている。
関連項目
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