漢字として
- 意味
- 引く、引き出す、ぬく、ぬきだす、よりどころとする、足がかり、頼みとする、基づく、占める、助ける、おる、(据と通じて)つかむ、(踞と通じて)うずくまる。
- 〔説文解字〕の本字は㩅。〔説文・巻十二〕に「引くなり」とある。抽は〔説文〕に「籀文、由に从ふ」と㩅の異体字(籀文)として載っている。
- 字形
- 形声で声符は由(㩅の声符は畱)。
- 音訓
- 音読みはチュウ(漢音)、訓読みは、ひく、ぬく。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 抽出・抽象・抽籤(抽選)
異体字
- 㩅は、〔説文〕の本字。Unicodeに抽の古文(ancient form)とある。㩅を声符とする漢字に籀がある。
- 𢭆は、〔説文〕に「籀、或ひは秀に从ふ」とある異体字。JIS X 0213第四水準。日本語では、たばねる、からげる、という意味がある。
- 㨨は、㩅の異体字。〔康煕字典〕に「㩅字の俗體」とある。
- 𢳏は、〔五音篇海〕に「音㩅、義同じ」とある異体字。
𢭆
- Unicode
- U+22B46
- JIS X 0213
- 2-13-18
- 部首
- 扌部
- 画数
- 10画
𢳏
- Unicode
- U+22CCF
- JIS X 0213
- 扌部
- 画数
- 14画
- 0
- 0pt
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