拡とは、広げるという意味の漢字である。また以下のことを表す。
人名
ひろむ、などと読んで日本人の名前に用いられる。また中国語圏で名前に用いられる。
漢字として
- 意味
- 旧字体は擴。拡げる、拡める、充ちるという意味がある。〔玉篇〕には「引張の意なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は広(廣)。広を動詞化した字である。
- 音訓
- 音読みはカク(漢音)、訓読みは、ひろげる、ひろめる。名のりに、ひろし・ひろむ、がある。
- 規格・区分
- 拡は常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 拡散・拡大・拡張・拡幅
異体字
- 擴は常用漢字表に参考字体として載っている。JIS X 0213第二水準。
- 㨯は、〔集韻〕に「或ひは郭に从ふ」とある異体字。
- 挄は、〔字彙〕に「擴と同じ」とある異体字。JIS X 0212補助漢字。
- 撗は、〔集韻〕にある異体字で、また横に通じるとある。
- 簡体字は扩。
擴
- Unicode
- U+64F4
- JIS X 0213
- 1-58-18
- 部首
- 扌部
- 画数
- 17画
関連項目
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