採とは、取る、摘む、選ぶという意味の漢字である。
漢字として
- 意味
- 集める、草花を摘む、取り入れる、選びとる。
- 〔説文解字〕には未収録。〔干禄字書〕に采の通用の字とある。
- 字形
- 形声で声符は采。
- もともとの字は采。采は、もともと草木を摘むという字で、後に彩の意味でも使われるようになり、摘む意味を表す専用の字として、手を加えた採の字が作られた。
- 音訓
- 音読みはサイ(漢音、呉音)、訓読みは、とる。名のりに、もち、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 採光・採掘・採血・採算・採取・採集・採択・採点・採用
異体字
- 簡体字は采。
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