短は、時間・距離が短いことを表す漢字である。また腰のあたりまでの丈の服のことをいう。
漢字として
短
- Unicode
- U+77ED
- JIS X 0213
- 1-35-27
- 部首
- 矢部
- 画数
- 12画
- 意味
- 時間・距離が短い、若い、浅はか、能力が足りない、欠点、欠点をそしる、短気、夭折、という意味がある。
- 字形
- 形声で声符は豆。矢に従う理由については諸説ある。
- 〔説文解字・巻五〕には「長短する所有るときは、矢を以て正と爲す」とあり、矢で長短を測る意味としている。
- 〔説文解字注箋〕には、昔、弓の長さは6尺、矢の長さは3尺なので、長いものを測るのに弓を、短いものを測るのに矢を用いたことから、短に短い意味があるとある。
- 白川静は、豆に頸が短いという意味があり、短は短めの矢のことを指していた、とする。
- 形声説のほかに会意説もある。
- 音訓
- 音読みはタン(漢音、呉音)、訓読みは、みじかい、おとる、そしる。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 短歌・短気・短期・短小・短刀・短編・短命・短絡・短慮
異体字
- 𢭃は、〔集韻〕にある異体字。
- 𣠭は、〔奚韻〕にある異体字。
- 𥎶は、〔海篇〕にある異体字。
- 𥎭は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔搜眞玉鏡〕には「音、短なり」とある。
- 𥏆は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔龍龕〕には「音、短なり」とある。
- 𥏸は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔龍龕〕には「音、短なり」とある。
- 𥎷は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
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