笛とは、気渦をつくることで音を出す楽器の一つである。吹奏楽器や管楽器であるものも多い。
曖昧さ回避
- 笛-イラストレーターの一人。⇒イラストレーターに関しては『笛(イラストレーター)』を参照
概要
一般に笛と呼ばれるものの多くは、筒状の胴体に息を吹き込み、胴体に空いている穴を塞ぐことで音の高さを調節するというものである。つまり吹奏楽器の一種であるが、吹奏楽器のうちトランペットのような物はあまり笛とは呼ばれない。
古くから祭りや演芸などで使用されており、その分野によって使用される笛は異なる。
素材は古くからのものは木製・竹製・石製・動物性 (角とか骨とか) が多いが、現在はプラスチック製のものも多く出回っている。
防災用品として
楽器としての使用法ではないが、比較的小型で体力を消耗せず大音響が出せることから
災害・遭難・閉じ込めといったトラブル(SOS)において周囲に自身の存在を示すこともできる。
構造が単純なことから、100円ショップ等でも防災用品として売られている場合がある。
漢字として
- 意味
- ふえ、竹製の笛、管楽器でとくに横にして吹くもの、をいう。〔説文解字・巻五〕に「七孔の筩(ふえ)なり」「羌笛は三孔なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は由。由に中空という意味がある。
- 音訓
- 音読みは、テキ(漢音)、ジャク(呉音)、訓読みは、ふえ。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 笛吹・笛声・笛伶
異体字
関連動画
関連項目
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