融とは、東アジアの人名である。
人名
- 奥山融(とおる、1924年 - 2009年) - 日本の実業家
- 速水融(あきら) - 日本の経済学者
- 源融(とおる、822年 - 895年) - 平安時代の政治家、歌人
- 孔融(153年 - 208年) - 後漢末の文人。孔子の子孫
- 笮融(? - 197年) - 後漢末の武将
- 竇融(前15年 - 62年) - 新代から後漢初期にかけての武将
- 王融(467年 - 493年) - 南斉の政治家
その他の意味
- 融 - 謡曲の一つ
漢字として
- 意味
- 和やか、明らか、朗らか、固体がとける、長大な、炊いた蒸気が上に昇る、通じる、という意味がある。
- 〔説文解字・巻三〕に「炊气の上出するなり」とある。
- 字形
- 諸説ある。〔説文〕は蟲を声符とする形声としている。ほかに鬲+蟲の会意で食物を容れた容器が腐敗して虫が出てくる意とする説などがある。
- 音訓
- 音読みはユウ(漢音)、訓読みは、とける。名のりに、とおる、あきら、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 融解・融合・融資・融然・融通・融点・融融・融和
異体字
- 𧖓は、〔説文〕に「籀文の融、省せず」とある籀文。
- 𥃼は、〔字彙補〕に「古文の融字」とある異体字。
- 螎は、〔正字通〕に融と同じとある異体字。異構の字。
- 𧕩は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。〔字彙補〕に「音未詳、爛なり」とある。
関連項目
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