言とは、以下のことを表す。
人名
中国語圏に言姓がある。
漢字として
- 意味
- 字形
- 甲骨文は䇂+口、辛+口という字形であるが、解釈については諸説ある。辛+口の会意説、舌+𠄞の会意(𠄞は上の古文)説、楽器の象形説、舌に印をつけた指事説などがある。
- 〔説文解字〕には、「直言を言と曰ひ、論難を語と曰ふ。口に從ひ䇂聲」とあり、形声とする。
- 音訓
- 音読みはゲン(漢音)、ゴン(呉音)、ギン(漢音)、訓読みは、いう、こと、ことば。名のりに、あき・あや・とき・とし・とも・のぶ・のり・ゆき、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年にそのまま常用漢字になった。
- 部首
- 言は部首である。主に偏に用いられ、偏に置かれた場合は、ごんべんと呼ばれる。言う、議論することに関する字が属する。
- 声符
- 言を声符とする漢字に、唁、琂、䇾などがある。
- 語彙
- 言意・言下・言外・言及・言々句々・言語・言語道断・言行・言詞・言上・言色・言責・言説・言質・言動・言文・言明・言論
異体字
互換文字
書として
『常用漢字表』の「第2 明朝体と筆写の楷書との関係について」で、明朝体では横に引く「言」の1画目は、手書きでは横に引いても、縦に引いても、斜めに引いてもよいとされている。
関連項目
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