距とは、花の部分を表す用語で、花びらや萼で管状に出っ張った部分のことである。スミレの花びらなどが代表的。
漢字として
- 意味
- 蹴爪、鶏の蹴爪、へだてる、へだたり、至る、飛び越える、跳躍する、たがう、(巨と通じて)大きい、(拒と通じて)拒む、あらがう、防ぐ、閉じる。
- 〔説文解字・巻二〕に「雞距なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は巨。
- 音訓
- 音読みは、キョ(漢音)、訓読みは、へだてる、けづめ、ふせぐ。
- 規格・区分
- 践は常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 距違・距骨・距爪・距跳・距離
異体字
- 𧣒は、〔集韻〕に「或ひは作る」とある異体字。
- 𧣻は、〔集韻〕に「或ひは作る」とある異体字。〔玉篇〕は蹴爪の意味でこの字を本字とし「雞𧣻なり。或ひは距に作る」と、距を異体としている。〔広韻〕には「角の雞距に似る」とあって、蹴爪に似た角とある。
- 歫は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。歫には別の意味がある。
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