概要
1962年(昭和37年)に先行開発された111系をベースに、モーターの出力を強化した近郊形電車。1963年から1982年にかけて約2900両もの多数の車両が製造され、主に本州内の平坦で温暖な地域の路線で広く普通列車から快速列車に用いられた。寒冷地でなおかつ勾配の多い山岳地帯を走る為に作られた115系とあわせて、東北以外、本州ではほぼ全域でその姿を見ることが出来る。また地下線用や体質改善、魔改造なども行われており、マイナーチェンジ車も非常に多い(後術)。
JR東日本では2011年で運用から撤退してしまったが、JR移行後の現在もJR西日本・JR四国の各社には未だ多数在籍しており、さらにJRは地域によって様々な塗装を施して使用されている。
塗装
- 湘南色…緑に窓周りをオレンジ。113系にとって最初の塗色。湘南のミカンをイメージして採用された色であるが、通称カボチャ
- 横須賀色…青に窓周りをクリーム。通称スカ色。
- 体質改善色…ベージュに窓周り茶とその下に青色。通称カフェオレ、カプチーノ。外から見れば新車っぽい。
- ウエスト戦隊ロクレンジャー近江グリーン京都・北近畿地区地域統一色…抹茶・和をイメージした深緑色。
- 阪和快速色…灰色にスカイブルーの帯。一時消滅したこともあったが、現在は再び見られる。
- 嵯峨野ワンマン色…湘南色を基本に窓下のオレンジと緑の境目にクリームの帯。
- 和歌山オーシャン色…オーシャングリーンにラベンダーの帯。
- 瀬戸内色…クリーム1号・青20号。主に体質改善工事を受けていない車両で見られる。
- 広島リニューアル色…体質改善色と似ているが、ベージュの部分が白色となっており、よく見ると車体裾部にも茶色の帯が回っているのが相違点。
- JR四国リニューアル色…青+緑+灰、ピンク+赤+灰、黄+オレンジ+灰の3パターン。
形式一覧
モハ111
モハ110
モハ113
制御装置を搭載。モハ111のパワーアップ版。
モハ112
集電装置・補助電源・空気圧縮機を搭載。モハ110のパワーアップ版。
クハ111
制御車。モハ114側に連結される車両は、空気圧縮機を搭載する。
サハ111
付随車。
サロ110
サロ111
サロ112
サロ113
シートピッチを拡大・リクライニングシートを装備し、定員を減らしたグリーン車。
サロ124、125
定員増加を図る為に作られたダブルデッカー車。定員は何と1.5倍にも増えた。
クモハ113
モハ113を先頭車改造。800番代や、2000番代などがある。
クモハ112
増備車と番代区分け
0番代
111系
初期車
初期防寒車
降雪地帯に対応するため、屋上の通風器を変更。(グローブ→押込)
新製冷房車
1000番代
地下区間走行のため、防災装備を強化したグループ。
初期車
地下走行の為にA-A基準を満たして作られた車輌。
しかし、地下区間にATCが必要となった為、ほとんどが房総地区のローカル運用に就いていた。
冷房対応車
地下区間へのATC導入のために投入。ユニット窓で、途中から冷房を搭載しての増備に移行。通称1000’番代。また、近郊型で運転台窓の後ろに小窓が付けられた(運転台が広げられた)のは、このグループが最初である。
700番代
115系との折衷型ともいえる、本格的な耐寒装備を持ったグループ。
2000番代
1500番代
2700番代
サロ110の番代区分
サロ110-0、1000、900番代
153系サロ153を改造・編入した車輌。難燃化改造されたものは1000番代を名乗る。
900番代はステンレス試作車のサロ153-901,902が種車。
サロ110-1200番代
新造車であり、113系グリーン車の決定版。最後まで使われた平屋サロである。
改造車
冷房改造
1970年に試作冷房改造車が登場。その後、量産冷房車の登場から程なくして、量産冷房車と同じ装備での冷房改造が始まる。
JR化後は各社様々の方式で行われるようになった。(例 東日本:AU712)
5000番代
JR東海がC-AU711で冷房化改造した車輌に付けた番代区分。原番号+5000で付番。
800番代
1986年改造。福知山線向けに、0番代初期車に耐寒工事を施行したもの。
600・2600番代
JR東海でATS-Pを搭載したグループ。東京への直通が可能な車両を識別するためと思われる。
JR西日本高速対応車
京都・神戸線向けに最高速度を110km/hに引き上げ、ブレーキ性能の向上などの改造をされた車輌。
原番号+5000で付番。(例)クハ111-102を高速対応改造→クハ111-5102に
現在は一部で復帰工事が行われ、高速対応でなくなった車輌は元の番号に戻されている。
115系からの編入車
いずれも、ドアに取っ手が残っているのが特徴。
クハ111-271〜275、570〜574
クハ115を必要最小限の改造で編入。更新工事、冷房化改造されるとこなく廃車となった。
サハ111-300番代
編成中に組み込まれていたクハを他の編成に転用する為に、サハ115-300から改造・編入。
特急・急行型からの編入
出来るだけ少ない設備投資で、老朽化していたサロ110などを置き換えようとして出来た。
113系とは車輌断面が違うので、編成中でよく目立っていた。
その他形式・番号変更を伴う改造
クハ111-1201
ユニットの相方を事故で無くしたモハ113-1027を電装解除・先頭車化。
サハ111-400番代
モハ113、モハ112電装解除してサハ化した車輌。
401・403が元モハ113、402・404が元モハ112であった。
クモハ113-2000番代・クハ111-2200番代
JR東海静岡地区の短編成化改造車。モハ113-2000に運転台を付けたものがクモハ113-2000、それに伴い、編成の向きを揃える為にクハ 111-2000を方転したものがクハ111-2200。
関連動画
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/113%E7%B3%BB


ページ番号: 341569
リビジョン番号: 1505634
読み:ヒャクジュウサンケイ
初版作成日: 08/07/12 05:43 ◆ 最終更新日: 12/04/20 04:09
編集内容についての説明/コメント: 関連動画を追加
記事編集 / 編集履歴を閲覧 / Twitterで紹介






JASRAC許諾番号: 9011622001Y31015
ヘッダー:固定
ヘッダー:追従