「70年代風ロボットアニメ ゲッP-X」とは、1970年代のアニメ風のシューティングゲームである。
概要
「70年代風ロボットアニメ ゲッP-X」とは、1999年に株式会社アローマから発売されたプレイステーション用ソフトで、シューティングゲームである。内容は1970年代のアニメのパロディなどをふんだんに盛り込んだものになっている。
ゲームの内容もアニメ風になっており、ゲーム中にOPアニメーション、アイキャッチやCM、エンディングや次回予告もステージ毎に用意されているという徹底っぷりである。その内容は全て「熱い」内容に仕上がっている。
主人公の声優に本作のパロディ元である「ゲッターロボ」の主人公の声優である神谷明をそのまま起用していることで話題になった。
その他、スタッフやキャストも豪華メンバーをそろえている。シューティングゲームの内容もしっかりと作りこまれていて隠れた名作との呼び声が多い。
「’70年代風ロボットアニメ ゲッP−X」と、タイトルの頭に「’」が付いた形で表記されることもある(ゲームソフトのジャケットやプレイステーションオフィシャルサイトのゲームソフト一覧ではそちらの表記となっている)。
ストーリー
時に、西暦197X年。
宇宙悪魔帝国と名乗る巨大な悪の軍団が、まずは日本から地球侵略を開始した。
帝国の送り出す宇宙ビーストの圧倒的な破壊力の前に、地球側の抵抗もむなしく、
日本国民は全滅の危機にさらされていた。
そんな時である。
日本が世界に誇る天才科学者、呉石博士は、こんなこともあろうかと密かに
開発していた戦闘用巨大ロボット、ゲッP-エックスに発信命令を下した・・・。
関連動画
こぼれ話
元々、このゲームは「ゲッPロボ」という凄い名前で発売予定だった。「P」は「ピー」という放送禁止用語を隠す擬音語に思える。
当時子供だった私(本記事初版編集者)は、ゲーム雑誌の発売予定作品一覧を見ながら毎週、毎週、「大丈夫なのかな?このゲーム・・・版権とってるのかな?」とドキドキしながら思っていたのもいい思い出である。
しかし突然この作品がゲーム雑誌の「発売予定」の項目から「発売日未定」の項目に移動された。当時の私は「あ!なんかあったんだ!!」とゲーム雑誌を見ながら感じとった。
それから本作が「ゲッP-X」と名前を変えて発売に到るまでには数年もの歳月が立つことになる。
ちなみに、タイトル変更に至った顛末については、かつて制作スタッフの一人だった人物が自らのサイトでその内情を綴っていたようである(元のページは消滅済みだが、ウェブアーカイブとして閲覧可能)。
その内容によれば、「ゲッPロボ」が半分くらい出来上がったころにダイナ●ックプロに企画書を持っていったようだ。そして主役ロボットのデザインが似すぎていることなどの幾つかの問題点は指摘されたものの、修正すれば「ゲッPロボ」のタイトルで販売して構わないとの許可をもらえた。しかし「制作スタッフが、やる気を失ってしまった」(これについては理由や細かい経緯などが記載されておらず詳細不明)ために企画は一旦中止しまったのだという。
ゲキガンガー3
本作品と直接の関係は無いが、「ゲッP-X」が発売したのと同時期に同じ70年代風パロディ作品である「ゲキガンガー3」があり比べられることになった(ゲキガンガー3とは機動戦艦ナデシコというアニメの劇中アニメ)
ゲキガンガー3もゲッP-Xと同じ1号機が戦闘機、2号機が飛行可能な潜水艇、3号機が戦車という設定である。
関連商品
関連コミュニティ
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関連項目
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