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A.J.ピアジンスキー(Anthony John Pierzynski、1976年12月30日-)とは、アメリカ合衆国出身の元メジャーリーガー(捕手)兼プロレスラーである。
概要
OB | |
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A.J.ピアジンスキー A.J.Pierzynski |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ニューヨーク州 |
生年月日 | 1976年12月30日 |
身長 体重 |
190.5cm 108.9kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投左打 |
守備位置 | 捕手 |
プロ入り | 1994年 |
引退 | 2017年 |
経歴 | |
メジャーリーガーテンプレート |
ポーランド系アメリカ人である。ドクター・フィリップス高等学校卒業後にミネソタ・ツインズから指名を受けてプロ入り。高校時代はジョニー・デーモンともチームメイトだった。
1998年にメジャーデビューの後打撃の良さとリード・キャッチングと言った捕手としての守備力もよく、数年で正捕手に定着。2002年に初のオールスター出場を果たすとともに、日米野球でも来日している。2003年にはキャリアハイの打率.312と着々とメジャーの捕手として定着していた。
しかし、チームがジョー・マウアーを育成する方針を打ち出したため、2004年にサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍するが、トラブルのため2005年からはシカゴ・ホワイトソックスに移籍する。
ホワイトソックス時代は井口資仁とチームメイトだった。2005年にはキャリアハイの18本塁打を放つなど打撃にも優れている面を見せる。
マーク・バーリーのノーヒット・ノーランの時や、フィリップ・ハンバーの完全試合の時の捕手を務めていることなどからも、リード面にも定評がある。
2013年にはテキサス・レンジャーズと1年契約正捕手として活躍し、ダルビッシュ有が後一人で逃した幻の完全試合の時にも捕手を務めた。12月3日にボストン・レッドソックスと1年契約を結んだ。
2014年は7月9日に戦力外通告を受け、7月26日にセントルイス・カージナルスと契約を結んだ。オフにFAとなる。
2015年1月にアトランタ・ブレーブスと1年契約を結んだ。
2016年は3回故障者リスト入りしたため、113試合の出場に留まった。オフにFAとなる。
ピアジンスキー伝説
- 現役選手100人によるアンケートで最も嫌われている選手では2位のアレックス・ロドリゲスに大差をつけて1位になる。
- 最も卑劣な選手のアンケートでも1位になり、二冠王に輝く。
- 相手打者を挑発するようなささやき戦術や審判を欺くようなプレー、ラフプレーに長けている。
- クロスプレーでホームインしたあと相手捕手の手を踏みつける。
- サンフランシスコ・ジャイアンツ時代にチームメイトの誘いを無視してポーカーに講じて練習をすっぽかす。
- あろうことか相手打者の研究をするためのビデオを見ない(しかしリードがいいことを見るとこんなものは俺には無用だと思っているようである)。
- 挙句の果てにジャイアンツが大枚を叩いて獲得したにもかかわらず、投手陣からバッテリーを拒否されて1年で出て行くという畜生ぶり。
- 股間に打球を受け、トレーナーから「痛むか?」と聞かれると「ああこんな風にな」とコーチの股間に膝蹴りを食らわす。
- ホワイトソックス時代にカブスの捕手、マイケル・バレットと殴り合いを演じる。
- メジャー5年以下の選手をなにもしらない田舎者扱いする、特に若手投手に対しては見下すような態度をとる
- 2012年にオールスターに選ばなかったテキサス・レンジャーズのロン・ワシントン監督を公然と名指しで批判する(後にレンジャーズに移籍した際には「終わったこと」と遺恨を否定した)。
- シーズンオフにはプロレスラーになることもある。
- 味方であったホワイトソックスの監督にさえ「あいつが敵なら嫌な奴だけど、味方にすれば少しはマシだよ」という微妙なフォローしかされない。
- これらの批判に「俺は勝つためにここにいるんだし、そのためにできることは何でもやる。何を言われたり書かれようが、それは俺のコントロール範疇外。俺にできるのは勝利のために全力を尽くすことだ。フィールドでの自分の振る舞いには誇りを感じている」と公言する。
ダルビッシュ有との関係
このような性格であったため、ダルビッシュとの相性問題がよく言われていた。しかし、ピアジンスキーはダルビッシュと積極的にコミュニケーションをとっているようで、移籍してからすぐに一緒に外食するなどしている。
性格は最悪でも、リードとキャッチングなど選手としての技量には定評があり、実力主義を重んじているダルビッシュとは相性が良かったようである。
2013年8月12日には完全試合ペースだったダルビッシュのボールが四球となった際に判定に激昂し退場処分となった。
通算打撃成績
通算:18年 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
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MLB | 1978 | 7556 | 7043 | 792 | 1989 | 392 | 24 | 186 | 886 | 14 | 28 | 55 | 302 | 126 | 866 | 228 | .282 | .321 |
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関連項目
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