AZITOシリーズとは、秘密基地運営シミュレーションゲームのシリーズである。
概要
アニメや特撮番組に登場する秘密基地を経営し、敵対勢力を撃破するのを目的とするゲームシリーズ。
ジャンルとしてはタワーディフェンスやリアルタイムストラテジーに近い。
「悪の組織による幼稚園バスジャック」など、秘密基地にありがちなことを多数盛り込んだコミカルな作風が特徴。
プレイステーション時代はアステック21(現在のアトリエかぐやの母体)が制作していたが、現在はハムスターがリメイクや続編を制作・販売している。
シリーズ
AZITO (1997年2月28日 プレイステーション)
正義と悪の区別がなく、双方の兵器を開発することが可能。そのためランダムイベントでは怪人が善行をしたりヒーローが悪事を働いたりする。
また敵対勢力に攻め込むことはできず、ひたすら防衛戦を展開することになる。
登場するのは全てオリジナルのヒーローや怪人なのだが、版権とかいろいろヤバそうなものが多く(魔法騎士三人娘とかムーンライトなレジェンドとかレインボーなクリスタルスカイとか)続編やリメイクでは大幅に修正された要素も多い。
AZITO2 (1998年10月15日 プレイステーション)
仮面ライダー、宇宙刑事、スーパー戦隊シリーズのヒーローや怪人達が登場。プレイヤーはゲーム開始時に正義または悪を選択し、どちらかに組して秘密基地を運営する。
敵対組織も秘密基地を所有するようになり、どちらかの司令官が倒されることで勝敗を決するシステムとなった。
AZITO3 (2000年2月17日 プレイステーション)
シリーズ唯一のクォータービュー視点の作品。これまで死んだらそれっきりで再生産する必要があった各種兵器が消滅しなくなり、体力回復させることで再利用可能になった。
また兵器や人員にもレベルと経験値の概念が導入された。
登場作品にはピープロ作品や川内康範原作作品などマニアックな作品が多数加わり、キャラ画像が従来のアニメ絵からスチル写真風になったこともあり、全体的におどろおどろしく、いかがわしい雰囲気が漂っている。
詳しくは個別記事を参照→アジト3
AZITO 3D (2011年11月3日 ニンテンドー3DS)
1作目のリメイク。版権的にヤバそうなものは概ね修正されているが、なぜそれが残ったのか疑問に思うようなものが残されていたりする。
AZITO 3D KYOTO/TOKYO/OSAKA (2012年6月5日~2013年3月16日 ニンテンドー3DS)
3DS版をベースに、ご当地由来の新キャラクターを追加したもの。それぞれ新規マップを1つずつだけ収録した廉価版で、難易度がそれぞれ異なる。
AZITO × タツノコレジェンズ (2015年6月25日 Xbox One)
3DS版をベースに、タツノコプロ作品のキャラクターが登場する。
しかしその実態はクソゲーオブザイヤー2015据置機部門大賞作品であり、歴代大賞の中でも特に劣悪な出来。2度目のパッチ配信ではデータを問答無用で確実に初期化する、通称「賽の河原バグ」という致命的なバグが追加された。声優もオリジナルキャストは一切なく専門学校生に代演という暴挙に出ているため、キャラアイテムとしての価値も全くない。
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関連項目
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