A Hat in Timeとは、Gears for Breakfastが制作した3Dアクションゲームである。だいたい3000円でSteamで配信中。PS4とかXBOXoneでも遊べるのだが、公式でMODによるステージなどの追加を許容しているSteam版がマジおススメなゲームとなっている。詳細は後述。
ニンテンドーSwitch版は2019年10月18日配信開始。
概要
ざっくり言うと髭親父64とか熊と鳥の冒険的な探索アクション。実際製作元も「90年代風の3Dアクションを作るぞ!」と意気込んだ模様。メインの集め物として用意されている「タイムピース」は全部で40とえらい控えめだが、隠され方がステージによって大幅に違いすぎている。アンリアルエンジン製。
最初のうちは日本語には対応していなかったが、現在は対応しているのでご安心を。
主人公のできること
シルクハットを被った女の子「Hat kid」がこのゲームの主人公。各地に散らばった「毛糸の種類」で帽子の作成を開放し、「種類問わず毛糸の必要数が揃ったら」作成にて新たな帽子をゲットできる。帽子の種類によって不思議な技が発動する。謎の商人からバッジを買って更なる特殊アクションも可能。おまけとして髪の毛の色などの変更のための筆や、デザイン違いの帽子が手に入ることがある。
ステージ
宇宙船
「Hat kid」のホーム。ここから「タイムピース」と呼ばれる不思議な力を秘めた砂時計が惑星にこぼれ落ちて、それを集めるのがゲームの目的となる。集め物は例によって動力になっており、ステージの開放に必要。部屋のところどころには「お宝」を組み合わせて飾る場所や、ステージ中に散らばった「メダル」を使ってのちょっとしたおまけ要素のゲットもできる。ハブステージなのでちょっとだけ「タイムリフト」が用意されている。詳細は後述。
マフィアタウン
移民のマフィアがいっぱいいる南の島。時には敵として立ちはだかり、時には手助けをすることになるマフィア達とのふれあいを楽しもう(?)
デッドバードスタジオ
ステージ内容はスニーキングにミニゲーム(ご丁寧にハイスコア記録あり)という映画撮影スタジオ。探索の余地は…意外とある。
サブコンフォレスト
不気味な雰囲気に満ちすぎているがその内容もご多分に漏れず滅茶苦茶ホラーである。詳しい内容は割愛する。タネがばれすぎてたらホラーじゃないよ。
アルペンスカイライン
フリーローム(自由行動)が軸となる珍しいステージ。アクションが要求される箇所が非常に多く、攻略時間ならこのステージが一番多くかかるダイナミックな場所である。
タイムリフト
本作独自の隠しコース要素、それがタイムリフト。ステージクリア状況によって「青」、各地の宝を宇宙船で揃えると現れる「紫」の二種類。青はいわゆる「ヒミツコース」と考えていい。紫は「ストーリー制」であり、各地に散らばった「王冠マーク」を集めてハッチを開けながらゴールを目指す。途中に落ちているいくつかの「絵画」はそのものずばりサイドストーリーの数コマ漫画が見られる。
MOD
ここからが本番。髪の毛の色を変える筆、デザイン違いの帽子、バッジ、などなどの「主人公の性能を変化させる要素」から、「タイムリフトだけでなく実際に複数のタイムピースが散らばった世界」までSteamのワークショップにて大量に用意されている。前者は実際のゲームで活用することができ、後者はメダルが余分に手に入る。ご丁寧なことにデフォルトで用意されたメダルを全部取ってもMODで用意されたステージをクリアし続けないとデフォルトのおまけ要素が全部回収できない、ということになっているのでガンガン試すべし。ちなみにその回収するおまけ要素を増やすことになるMODもある。やりようによっては無限である。ステージもガンガン増やせるが、難易度やつくりそのものが滅茶苦茶なものもあるので注意。
おススメMOD
Level Compilations
宇宙船のドア前に出現したタイムピースに話しかけて、いろんなタイムピースを順繰りでゲットするチャレンジを楽しめる。自分で順繰りを作成することができるほか、公式の残機三つ制限順繰りゲットチャレンジである「チャレンジロード」のパターンをいつでもプレイすることができる。さらに、クリアすればその期間取り逃したトロフィーを取ったことにできるという神っているMODである。上級者は己の腕を試すためにも、ぜひ入れよう。
Spaceship:EX
ハブステージである宇宙船の内容を大幅拡張できる。ナントカッシュバンディクーの某ルームのようなチャプターセレクトやMODステージのコレクション、PVPルームなどなどのとっても広い空間が手に入る。通常の冒険の流れに飽きた人は入れてみよう。
DLC 配信
DLC 登場!
褐色の新・女の子を加えた二人同時プレイが可能になる無料DLCに合わせて、有料で公式からの新ステージがひとつといくつかのタイムリフト、そして身の毛もよだつ高難易度モードなどが追加されるDLCも配信。キックスターターのバッカーとして支援した人は永続無料保証である。ちなみに日本円でだいたい500円程度です。
アークティッククルーズ
追加ステージに該当するもの。船の中に入ったり給仕に勤しんだりと大忙しである。実績になんか不穏な絵が描かれてるけど気にしないでおこう。
デスウィッシュ
身の毛もよだつチャレンジモード、それがデスウィッシュ。タイムピースをある程度集めてから遊ぶことができる。どれもこれも厄介な難易度で初見では難しいであろう追加クリア条件も敷かれ、わざわざミスした回数を記録しているという嫌がらせも。これを勧めてくる奴の意地の悪さも相当なものである。がしかし、やられすぎるとゲーム側から「このステージをイージーモードにする」ようおススメされる。少量のダイヤポンを支払ってしまえば追加クリア条件すらすっ飛ばして完全クリアにできる上にクリア自体が簡単になる。これで一度クリアしてもハードモードに戻すことは可能。
2023年夏、まさかのサマーデスウィッシュ降臨。色々クリアしてさらなる特典をゲットしよう。
2023年冬、まさかのウィンターデスウィッシュも降臨。色々クリアしてさらなる特典をゲットしよう。
DLC2 配信
DLC2 登場!
ねこなヤクザがひしめく地下の街「ニャクザメトロ」を舞台に、10個のタイムピースを求めてワルな大冒険が始まる。街に散らばった新たな収集要素「ステッカー」、それを貼り付けられる新武器「ベースボール用バット」、ニャクザの証「マスク」などなどを身に着け、ニャクザの親分の機嫌を損ねないように行動せよ!加えて今回のDLCを適用するとオンラインマルチプレイモード「オンラインパーティ」も開放。その怒涛の内容は探索アクションの歴史を塗り替える、かもしれない。キックスターターのバッカーとして支援した人は永続無料保証。日本円でだいたい720円程度です。
ニャクザメトロ
前述したとおり、今回のDLCで追加されるステージ。アークティッククルーズよりもボリュームは多いので心してかかるべし。デスウィッシュとしてはちょっとだけミッションがある。
ムービーの雰囲気とは打って変わってHat kidがニャクザの親分に「悪事をお願いされる」ことは無い。アルペンスカイラインぶりのフリーローム(自由行動)でありつつ、数色の改札によって移動範囲が制限されていてショートカットの役割も持っている。ステージ中には大量のステッカーが散らばっているほか、食べる組み合わせ(2品同時限定)でコンボが発生してひみつのステッカーがもらえちゃう「売店」や服や色やバッジを増やせる「雑貨店」がある。前述の改札に対応するチケット売り場も点在。
ベースボールバットもニャクザの証のマスク(というか帽子扱い)も調達は全部自腹。バットを買わなくても傘にステッカーは貼りつくのでお好みでどうぞ。
オンラインパーティ
一つ目のDLCと同時に用意された無料DLC「2人プレイモード」はあくまでオフライン専用。オンラインには対応していなかった。しかし今回のDLCを適用すればオンラインで複数同時プレイが可能になる!その数なんと最大50人。誰がここまでやれと言った。探索を数の暴力でこなすことができるほか、同時に遊んでいる人とスコアで競えるステージもあり。100人同時バトロワが流行っている今、時代は多人数マルチプレイ!Steamでフレンド登録しているひとのみ同時に攻略可能なので注意しよう。
ちなみにマッチングは「部屋の名前」で行われる。宇宙船であればフレンドではなくても大量に人が集まるさまを目撃することができる。
※ フレンドを招待しなくても野良で最大4人で遊べます。
※ オンラインパーティ中に同期しない要素も一部あるみたいです。
クリエイターズDLC
ヴァネッサの呪い
今までのDLCはタイムピースをゲットすることが主目的だったが、今回はなんとマルチプレイヤーの鬼ごっこである。最初にヴァネッサ側(ほとんどの場合ひとり)とスナッチャー側(それ以外)に分かれ、スナッチャー側が王冠を集めきれば勝ち、ヴァネッサ側は捕まえ続けて味方を増やし、スナッチャー側を無くせば勝ち、というルール。成績に応じてDLC限定の髪の毛の色を変える筆、デザイン違いの帽子、バッジ、などなどアンロックされていく。おねだん310円。
マルチプレイヤー専用モードなのでニャクザメトロのDLCをあらかじめ買っているひとでないと遊べないので注意。また、どこから入るかわからないひとは宇宙船のテレビをチェックしよう。
スナッチャー側のメリット
ヴァネッサが大事にしている王冠を本陣に乗り込んでかすめ取るという、本人にキレられてもおかしくない側(実際キレてる)。おにごっこ中に自力で集めた王冠は蓄積され、累計数に応じて前述の要素アンロックが手に入る。最大100個分までご用意。
ヴァネッサ側のメリット
捕まった、もしくはゲーム開始時に運悪くヴァネッサ側になってしまったひと用の報酬もある。自力で相手を捕まえるとソウルが手に入り、ショップで要素を購入できる。
ということで、ひたすら逃げ回っているだけだと要素のアンロックは遠のいてしまう。一回のゲームの決着が早ければいくらでもリトライできるので、積極的に動くことをおススメする。
関連動画
関連項目
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