BGAとは、Back Ground Animationの略で、BMSで表示される映像部分の総称である。元々はBMS用語として使われてたが、現在は本家beatmaniaの映像部分をBGAと呼ぶ者もいる。
概要
BMPの連続アニメ(パラパラマンガ形式)で表示されるのが基本だったが、近年開発された新型BMSプレイヤーではMPEG等の動画も使用できる。256ピクセル×256ピクセルで作成したBMP(もしくは動画)を使用し、BMSファイル内にて定義を行い表示をさせる仕組みとなっている。
BMPの場合は使用できる枚数に限度があり、BMSプレイヤーによっては1000枚以上のBMPを使用できるものもある。動画の場合、再生はPCのコーデックに依存するため、現在はMPEG1が主流。最近ではHD画質対応のBMSプレイヤーの開発も噂されており、BGAについては以前とは比べ物にならないほど進化を遂げつつある。
なお、BGA作成には楽曲作成とはまた違ったスキルを要するため、BMS・BGA作成を両立させる作者は少なく、ほとんどの場合はBGA作家と呼ばれる映像制作を専門とする別の作者に制作を依頼している。
BGA評価の沿革
BGA実装当初(BM98 Ver3.09)はBMSプレイヤーでの数ある機能のうちの一つという認識が強く、それほど重要視はされていなかった。むしろBMSを遊ぶ上で必ずしも必要ではなかったため、精力的にBGAを作る作者も少なく、また作ったとしてもBGAが表示されるBMSファイルと「no bga」というBGAが表示されないBMSを別に用意したり、BGA自体を差分として別配布する風潮が強かった。また一方では、BGA表示をフル活用していたBMSAと呼ばれるMAD動画的なBMSも流行していた。
そのような「あってもなくても良い」という扱いだったBGAは、BGAの地位向上を図ったCIA UNIONの立ち上げや、BMSレビューサイトでの「BGAがないと完成品とは認められない」という某作者による発言により、徐々に「無くてはならない」存在へと変化。BMSプレイヤーもその風潮に呼応し、BMP定義数の増加・プラグインによる使用フォーマット増加・動画使用可等、機能を拡充させていく。
現在は定期的にBGAを品評するイベントが開催されたり、BGA作者が作品を提供したクリップ集DVDが発表されたりして一定の市民権を得ている。また、一部のBGA作家は本家beatmaniaIIDXに映像を提供したり、VJとしてBGA作家の枠を越えた活動を行っている。
関連動画
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関連項目
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