BabeL(BEMANI)とは、バベルの塔をモチーフにしたpop'n musicの楽曲群である。
概要
初出はpop'n music 19 TUNE STREET。
当時のイベントであったタウンモードにて「それまでの新曲を全て解禁・常駐させる(タウンモード内で入手できる新曲のCD全購入)」という条件を満たした後、工務店で「the TOWER」の建造を進めていくことで出現した。
その後の20 fantasia以降のバージョンでは最初から解禁されている。
この楽曲群は3曲からなり、準ボス、ラスボス、エンディングと、まさにpop'n 19を締めくくるに相応しいものになっている。また、この3曲を基にしたlong版も存在する(後述)。
スペシャルサイトの曲紹介によると、元は2曲目単独でラスボスとする予定だったものを、サウンドディレクターwacのアイデアにより共通のテーマ・モチーフを持った楽曲群に変更したという。しかし肝心の2曲目のモチーフが変更されてしまうなど、色々大変だったようである。
BabeL ~Grand Story~
ジャンル | スパイラルステアーズ | ||||||
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曲名 | BabeL ~Grand Story~ | ||||||
アーティスト | Ako Atak | ||||||
BPM | 163 | ||||||
担当キャラ | the TOWER(第1段階) | ||||||
譜面難易度 | Ver. | NORMAL | BATTLE | ||||
5ボタン | NORMAL | HYPER | EX | NORMAL | HYPER | ||
19(初出)-20 | 15 | 17 | 33 | 42 | ?? | ?? | |
SunnyPark-現在 | -- | 23 | 39 | 48 | ?? | ?? |
建築を始めるとマップに出現するthe TOWER(タワー1階)に話しかけることで登場する。なおこのthe TOWERは自キャラとして使えない。
今まで登場したボス曲とは印象が違い、RPGを思い出させる泣きメロが特徴のオーケストラ調。
EX譜面はノーツ数が1536と多く、階段が多めの体力譜面。しかし終盤はやや簡単なのでうまいことゲージを残し繋いでいけば思ったよりも楽にクリアできるかもしれない。
そしてこの曲をやすやすと乗り越えた上級者には次の階層で真のG59が待っているのであった…
BabeL ~Next Story~
ジャンル | スケールアウト | ||||||
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曲名 | BabeL ~Next Story~ | ||||||
アーティスト | Power Of Nature | ||||||
BPM | 100-173 | ||||||
担当キャラ | the TOWER(第2段階) | ||||||
譜面難易度 | Ver. | NORMAL | BATTLE | ||||
5ボタン | NORMAL | HYPER | EX | NORMAL | HYPER | ||
19(初出)-20 | 24 | 30 | 39→40 | 43 | ?? | ?? | |
SunnyPark-現在 | -- | 36 | 46 | 49 | ?? | ?? |
作曲はPON。Power Of NatureとはPONを略さずに言った形である。
スパイラルステアーズを常駐後、工務店で「the TOWER」の建築を進めることが可能となり、
1000TPをつぎ込んで建造を進めた後、再度the TOWER(タワー2階)に話しかけることで出現する。
2013年8月にSOUND VOLTEXの企画「POLICY BREAK」で移植の対象となった。ポップンからは初。
譜面など詳しくは本楽曲の記事を参照。→BabeL ~Next Story~
BabeL ~roof garden~
ジャンル | トワイライトチャイム | ||||||
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曲名 | BabeL ~roof garden~ | ||||||
アーティスト | Capital Wage Association | ||||||
BPM | 52-65 | ||||||
担当キャラ | the Garden | ||||||
譜面難易度 | Ver. | NORMAL | BATTLE | ||||
5ボタン | NORMAL | HYPER | EX | NORMAL | HYPER | ||
19(初出) | 11 | 13 | 21 | 28 | 10 | 15 | |
20 | 14(+3) | 18(+5) | 26(+5) | 32(+4) | 13(+3) | 19(+4) | |
SunnyPark-現在 | -- | 24 | 34(+2) | 38 | ?? | ?? |
スケールアウト常駐後、工務店で「the Garden」の建築を進めることが可能となり、再度the Garden(タワー屋上)に話しかけることで出現する。pop'n music 19 TUNE STREETのエンディング曲。
担当キャラ「the Garden」はスタッフロールであり、自キャラとして使う事はできない。
夕方の放送をイメージしたノスタルジックな楽曲。モチーフにはBabeLのほかテーマ曲でもある探検ノートが使われている。なお、アーティスト名の頭文字を並べ替えると・・・?
難易度は前のタワー曲2つと比べかなり大人しく、EX譜面でもLv28(初出当時)と今作のEX譜面で最も低いレベルであった。
……だが、譜面を見るとLv28どころかLv32以上はあるだろう壮絶詐称譜面であり、難易度表記に騙されて返り討ちに遭う中級者が続出。ん?28…にわ……?
おまけにとんでもなく遅い。曲中最大BPMの最小値を更新している。DDRのbagと同等と言えばわかる人にはわかるだろう。(これまでの最小BPMはキャバレーのBPM70。)
Sunny Parkまではハイスピードは最大で×6までしか設定できなかったため、オジャマハイスピを組み合わせなければ遅すぎて苦戦する人も多かった。現在はハイスピードは最大で×10に設定できるので、体感難易度は少し下がった。
ちなみに、譜面の難易度詐欺ぶりはEX譜面に限らないものであった。
どれくらい酷かったかというと、次回作のpop'n music 20 fantasiaで5ボタンどころかBATTLE譜面を含めた全ての譜面で大幅に難易度格上げされたほどである(上表参照)。BATTLE譜面の難易度変更はこれまで滅多に発生しなかったことからも、いかにこの曲がとんでもない詐称曲だったかが分かるだろう。
その次の作品のpop'n music SunnyParkでは、HYPER譜面が既存9ボタン譜面上方修正のどさくさで更に+2され、初出時のEX譜面の値相当まで上がった。
しかし、当時この曲が真に猛威を振るっていたのはNET対戦においてである。
当時のNET対戦は現在と異なり、専用のモードが存在した。3人1組で各プレイヤーが1曲を選択し、3曲を連続プレーする形式となっており、オプション設定画面になるまで対戦相手が何の曲を選んだか判らないという仕様だった。また、プレイヤーの腕前ごとに部屋が分かれ、選べる譜面難易度の上限が定められていた。この区分だとトワイライトチャイムEXは「土星(Lv28まで)」から選曲できたのだが、当然Lv28が適正のプレイヤーでは歯が立たず、撃沈する者が後を絶たなかった。
さらにNET対戦の仕様上、超低速BPMも脅威となっていた。CHALLANGEモード等ではオジャマを使用すれば6倍より速いハイスピを設定できるが、NET対戦ではオジャマハイスピが使えないため、「土星」部屋以上でも低速耐性の低い、SUDDENオプションにも慣れていないプレイヤーには相当な鬼門であった。
以上の理由から、トワイライトチャイム(特にEX)は「得意なら確実に勝てる曲」として、NET対戦で最もよく投げられる譜面のひとつだったのである。
当時を知る人なら、DDR等と並んでNET対戦のトラウマとして記憶しているのではないだろうか……。
なお、後述する経緯からか「Popperz Chronicle」にもこの曲が引用されているが無印、UPEERともに新たに譜面が書き下ろされている。特に無印のEXにはロングポップ君が搭載されていることから、もしかしたらいずれUPPER譜面も登場するかもしれない。
ラピストリアにて、まさかまさかのHELLコースのボス就任
シリーズ通算22作目となるラピストリアのエキスパートモード改めコースモードで配信された「HELL TUNE STREETコース」では、なんと19 TUNE STREETにてラスボスを務めていた筈のスケールアウトEXを差し置いてこの曲のEX譜面がHELLコースのトリを飾る楽曲になった。
これだけを見ると「HELL7コース」や「真HELL13コース」のように「ラストはウイニングランの比較的簡単なコース」に思えるが、演奏時は強制的にハイスピード設定が×1に固定、かつHIDSUD使用不可というとんでもない設定でこの曲に挑戦する事になる。正にEDだぞ、死ねよ。
このため、配信前は「HELLチュンストはサニパやファンタジアよりは簡単になるだろう」と予想していたノースピ耐性の無いごりら達がスケールアウトEXの後に待ち受ける鬼畜設定のトワイライトチャイムのせいで次々と撃沈していったという。ラピストリアに強制Low-SPEEDがなくてよかったね。
故に、第3回コースランキングでHELL TUNE STREETコースが課題になった際は期間中は完走者の数が100人を下回り続け、最終的には400人どころか200人すら満ちていないという前代未聞の結果になったという。恐らく落ちたプレイヤーの大半はノースピ耐性が無い者だと思われるが、これはひどい・・・
以上の事からHELL TUNE STREETコースはバグ修正前のHELL8コースと肩を並べる難易度を持つ歴代最凶クラスのHELLコースであるということが窺える。
また、HELLコース初の強制オプション適用曲でもあるが、オプション適用で鬼畜化といったら、前作のとある曲も該当するのだが、もしかすると・・・
AC19のHELLコースが強制オプション適用だった故にHELL18の実装時に例の曲をオプション込みで入れる声もあったが、残念ながらかつて実装されていたきほん検定10-2の楽曲が少し変わっただけ(ヒップロック5EXがオリエンタルミソロジーEXに変わり、1曲目と2曲目が入れ替え)であった。
その後、同じく、ポップンライセンス(いわゆる段位認定)に全曲ノースピ設定の楽曲で構成された「Low-speed」が追加された。
もちろんこの曲も高位段に入ると予想されていたが、
HELLコースで猛威を振るっているにも関わらず、これでも八段止まりであった。どういうことなの・・・
BabeL ~Stairway to Heaven~
上記3曲をまとめたサウンドトラック用longバージョン。10分21秒あり、それぞれを単純に繋げたものではないスベシャルな仕様となっている。
なおサントラのクレジットによると、作曲は「片岡嗣実、Power of Nature、Capital Wage Association」。編曲は片岡嗣実となっている。
BabeL ~MODEL DD101~
曲名 | BabeL ~MODEL DD101~ | |||
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アーティスト | BEMANI Sound Team"Mutsihiko Izumi" | |||
担当キャラ | The TOWER | |||
BPM | 180 | |||
難易度 | EASY | NORMAL | HYPER | EX |
15 (9ボタン) |
33 | 43 | 50 |
シリーズ通算第25作目のpeaceで登場したBabeLシリーズをイメージした楽曲にしてMODEL DDシリーズの一編。詳細はMODEL DDシリーズの個別記事にて。
関連動画
最大BPM値最小のトワイライトチャイムで落下速度を極限まで落とすとこうなるという例。
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関連項目
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