Deus Ex:Human Revolution(邦題「デウスエクス」)とはEidos Montrealが開発、スクウェア・エニックスが発売したFPS形式のロールプレイングゲームである。『DeusEx』、『DeusEx:InvisibleWar』に続くDeusExシリーズの三作目。
概要
プレーヤーは様々な任務を遂行し、その過程で経験値を貯め、その経験値を使って人体拡張技術「オーグメンテ―ション」で能力を高めていく。ダッシュ力・ジャンプ力や可搬能力・防御力の強化、敵や監視カメラを出し抜く光学迷彩、壁を透視して敵の存在を探知するスマートビジョン、全身から散弾を打ち出して360度全方位の敵をせん滅するタイフーンなどの能力がある。
またゲーム進行には、下記の4要素が用意され、プレーヤーは状況と好みに応じて、好きなプレイスタイルとそれにあった能力でゲームを進行できる。
『ブレードランナー』や『攻殻機動隊』のようなサイバーパンクな世界でサイボーグとなり、スニークしたり銃撃戦をしたりなど、好きな手段を使ってストーリーをこなしてゆくゲーム と見てもらえばだいたいあってる。
システム詳細
過去の作品と違う点としては、以下の様なものがあげられる。
- これまでは各サブミッション達成ごとに得られた経験値が、行動の多くで得られる(敵を殺す、殺さず無力化する、ハッキングを完了するetc) 経験値によりオーグメンテ―ションをアンロックする。
- 壁際などでカバーリングアクションを行い、3人称視点に自動的に移行する。周囲の把握がしやすくなった
- 拾ったり使用できるアイテムの輪郭が強調表示される(任意でオフにできる また最高難易度では最初からオフになっている)
- エネルギーの一部と体力が自動回復する。
- エネルギーを消費して敵を殺害/気絶させて無力化するテイクダウンが発動できる。
テイクダウンの登場のためか、これまであった警棒・ナイフ・"バールのようなもの"などの近接武器はなくなった。
日本語版
日本でのタイトルは(Human Revolutionを直訳すると「人間革命」となり色々とマズいせいか)シンプルに『デウスエクス』となった。日本で前2作の知名度が低いせいだろうか。
動画が公開され始めた当初は、主人公アダム・ジェンセンの風貌がイチロー似としてちょっと話題になった。
販売を担当したスクウェア・エニックスは、豪華な声優陣でローカライズに臨んだ。主人公アダムの安元洋貴ほか、池田秀一・諏訪部純一・小林清志・清川元夢・釘宮理恵・田中敦子などが主要キャラクターとして登場する。
ただし、有るムービーでの残虐表現がCEROの基準に引っかかってしまい、発売が1カ月遅れるというハプニングがあった。
XBOX360版は日本語字幕・日本語吹き替えのみ。PS3版は音声の日本語・英語切り替えが可能である。
ストーリー
人間の体の部位を機械に置き換えることでその能力を拡張する人体拡張技術「オーグメンテ―ション」が普及し、貧富の差が広がるなかでその是非を巡って世界あちこちで対立が発生している近未来 2027年。
オーグメンテ―ション技術の先鋭企業であるサリフ・インダストリーに勤務する警備主任、アダム・ジェンセンは社の警護任務中、突如乱入してきた武装集団に瀕死の重傷を負わされてしまう。サリフの人間たちは彼を蘇生させるため、社の新型オーグを使って彼を治療することにした。
警護対象だった元恋人のミーガンを失い、また人間として大事な部分をことごとく機械へと置き換えられ、一時は自暴自棄になったアダム。しかし、彼はその拡張された能力を使って、全てを奪った事件の真相を暴くことを決意する。
サリフ・インダストリーを狙う新たなテロ。巷で起こる反オーグメンテ―ション活動と衝突。怪しい動きを見せるライバル企業。そしてその陰で動く謎の武装集団。アダムは見えない敵に立ち向かってゆく。
DLC
関連動画
プレイ動画
関連項目
関連リンク
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