Dr.P(動画投稿者)とは、主にニコニコ動画で活動中の動画投稿者である。
概要
Dr.Pは科学論文の実況解説動画の製作者である。氏の動画では「STAP細胞」や「水素水」「ジェネリック医薬品」など、社会的に話題となった出来事・物事を扱った論文を紹介・解説している。
科学論文には(当然ではあるが)専門用語が多数用いられており、素人が一見して理解するのは難しい。だが、氏の動画にはbiimシステムが用いられており、専門用語も噛み砕きながら丁寧に紹介しているため、誰でも科学ニュースへの理解を深められる。ホモは親切。はっきりわかんだね。
風刺動画
論文解説以外にも「Dr.Pの怖い話」シリーズという、恐怖物語仕立ての風刺動画もアップロードしている。
クソ論文ハンター
氏の動画には「クソ論文ハンター」なるタグが付けられる事がある。これは、氏が取り上げた論文の問題点を次々に指摘していく様子から、自然に定着した呼称である。なお「大麻の医療利用」の解説においては、マトモな論文が見つからずに動画投稿が遅れる、といった自体が発生したこともあり、氏が意図してクソ論文だけをピックアップしているわけではない。
氏は「論文がある」という事実そのものは科学的根拠を示すものではなく、その追認が重要である。との立場を取っているようだ。(Twitter:その1、その2、その3)
キーワード
◯ポジコン/ネガコン
比較実験における「ポジティブコントロール」と「ネガティブコントロール」のこと。例えば「Aという毒をどれくらい飲んだらマウスが死ぬんや?」という実験を行う場合、ポジコンとなるマウス(ポジ)には「こんだけ大量に飲んだら確実に死ぬやろ」という量を与え、ネガコンとなるマウス(ネガ)には「この程度の量では死なへんやろ」という量を与える。何かしらの度合いを測る実験においては、比較対象がなければ結果の正しさを確認できないため、記録という観点から非常に重要。
◯ランダム化比較試験(RCT)
実験結果に主観を介入させず、客観的な結果を引き出すための研究手法。主に創薬に関わる医療研究など、確実な研究結果が求められる場において用いられる。
・RCTに必要な要素は以下の4点
→エンドポイント:改善度の尺度、目標設定を明確化し、主観の介在を防ぐ
→比較対象の用意:これがないと効いてんだか効いてないんだか分からない
→ランダム化:被験者を選り好みすると結果が偏る。当たり前だよなぁ?
→盲検化:投薬する側・される側ともに、投薬の内容が分からないようにする
関連動画
Dr.Pの怖い話
関連項目
投稿した動画で扱われている話題
関連リンク
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