E・HERO エスクリダオとは、漫画「遊☆戯☆王GX」に登場するカードである。
概要
漫画GX終盤、ついに復活を遂げたトラゴエディアと十代&万丈目のデュエルで登場。墓地の「E・HERO」1体につき攻撃力が100ポイント上昇する効果を持つ。
「ヒーロー・シグナル」で呼び出した「E・HERO シャドー・ミスト」と手札の「E・HERO オーシャン」を融合素材として融合召喚。自身の効果で攻撃力を3000に上昇させ、「茫漠の死者」を戦闘破壊したが、返しのターンには「The supremacy SUN」と相打ちとなった。
その後は特に描写はないが、罠カード「希望の未来」で(エクストラ)デッキに戻っていると思われる。
効果名は「ダークコンセントレイション」、攻撃名は「Dark diffusion」(ダークディフュージョン)。
攻撃の際は自身の右腕の鋭い刃を飛ばして攻撃する。この攻撃を受けた「茫漠の死者」は見事にばらばらになっていた。
このカードの見た目は、融合素材となった「E・HERO シャドー・ミスト」の特徴を色濃く残している。むしろオーシャンらしさなどほとんど残っていない。漫画版の融合素材の指定についてははっきりとは分からないが、もしかしたらシャドー・ミストは固定の融合素材なのかもしれない。
エスクリダオ(Escuridão)はポルトガル語で闇という意味。あまりなじみのない言葉なので、このカードのカード名もエクスリダオ、エスクダリオなどと間違われやすい。「S栗だお(^ω^)」とでも覚えておけば間違えにくいかもしれない。
漫画GX終盤、ようやく登場した闇属性融合E・HERO。連載終了した漫画GXの置き土産。
「超融合」を投入したE・HERO使いの多くがOCG化を臨んでいたことだろう。そして……。
遊戯王OCG
漫画『遊☆戯☆王GX』最終巻となる第9巻(2011年6月3日発売)の付録カードとしてOCGに登場。
融合・効果モンスター
※ジャンプコミックス『遊☆戯☆王GX 第9巻』付属のカード(YG09-JP001)による
星8/闇属性/戦士族/攻 2500/守 2000
「E・HERO」と名のついたモンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在する
「E・HERO」と名のついたモンスターの数×100ポイントアップする。
ほぼ完全再現でOCGに登場。これにより、E・HEROデッキにおいて、「超融合」が万能除去として働くようになった。
ほぼ全てのBFやインフェルニティ、シャドールなどのほか、「ダーク・アームド・ドラゴン」など、強力な闇属性のカードは多い。闇属性以外の属性に統一したデッキでなければ、大体のデッキに闇属性モンスターが入っているので、召喚の機会は多い。破壊耐性を回避できるのも心強いので、「超融合」を使用したE・HEROデッキを組むならぜひとも投入したい。
一方、闇属性デッキを使用する側がE・HEROを相手にする際は、常に「超融合」を警戒するようにしたい。発動されるとほぼ防ぎようがないのでやっかい。
闇属性のE・HEROには、「E・HERO シャドー・ミスト」などが存在する。シャドー・ミストは便利な効果を持っているため採用しやすく、「超融合」ではない融合召喚を狙うこともそう難しくはない。手札・フィールドから融合させた場合は、そのままシャドー・ミストの効果につなげることができる。ただし、「ミラクル・フュージョン」や「フュージョン・ゲート」による除外とはあまり相性が良くない。
とはいえ、シャドー・ミストを使って融合召喚する場合でも、このカードの効果自体は大したものではないため、もう1つの素材の属性に対応するE・HEROが優先されることが多いだろう。あるいは、E・HEROではない闇属性モンスターとE・HEROで融合召喚するならば選択肢はこれしかなくなる。「召喚僧サモンプリースト」などはレベル4の多いE・HEROとも相性がいいので、それを素材にする場合はこのカードを出すこともあるかもしれない。この場合はエクシーズ召喚がライバルになるが。
効果は墓地のE・HERO×100ポイント攻撃力が上昇するというもの。「E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン」に比べて上昇値が低く、墓地のE・HEROを除外してしまう「ミラクル・フュージョン」との相性もあまりよくないが、あって損するものではない。数枚墓地に落ちていれば並の上級モンスターくらいは一方的に倒せるようになる。
単純な融合モンスターとしての能力はさほど高くないが、「超融合」で闇属性モンスターを除去できるのが大きい。
「未来融合-フューチャー・フュージョン」が禁止カードになる以前は、このカードを利用してデッキから闇属性モンスターを墓地へ送ることができた。
闇属性のHEROということで、「マスク・チェンジ」から「M・HERO ダーク・ロウ」へつなぐことが可能。
D-HEROデッキでも、HEROサーチ効果を持つ「E・HERO エアーマン」や「E・HERO シャドー・ミスト」は無理なく採用できるので、やろうと思えばこのカードの融合召喚も狙えなくはない。「Dragoon D-END」の融合召喚を狙うタイプのデッキで素材が揃わない場合の保険にはなるかもしれないが、E・HEROが墓地にたまらないため相性はあまりよくなく、HERO2体で出せる「V・HERO アドレイション」のほうがD-HEROだけでも融合召喚できるため適任。
シャドールの融合モンスター(エルシャドール)は、「『シャドール』モンスター+○属性モンスター」という似たような素材指定を持っているため、「超融合」による除去というE・HEROと同じような戦術ができる。向こうの闇属性担当は「エルシャドール・ミドラーシュ」。
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