Editorsとは、
概要
2003年にスタッフォード大学で結成されたバンド"SNOWFIELD"などが前身となっており、2004年に老舗インディレーベル「キッチンウェア・レコーズ」と契約し、"Editors"とバンド名を変え、デビューした。
(たまに、"The Editors"と紹介されることがあるが、"The"は不要)
2005年1月24日にデビューシングル"Bullets"をリリース。以前にBBCラジオで同曲が流されていたこともあり、1000枚の限定版シングルは発売とともに即日完売した。同年7月25日にデビューアルバム"The Back Room"をリリースし、UKチャートでは初登場13位を獲得した。
2007年6月25日に発売されたセカンドアルバム"An End Has a Start"はUKアルバムチャートで初登場1位となり、その後グラストンベリーフェスなどをはじめ、ヨーロッパを中心に各地でライブ活動を展開。確かな実力と成長を見せ、多くのファンを獲得していった。
2009年10月12日にはサードアルバム"In This Light and on This Evening"を発売。プロデューサーにFloodを迎え、曲にシンセサイザーを多用するなど、専らギター中心の前2作のアルバムとは趣が変わった。
このためファンからの当初の評価は大きく分かれることになったが、やはりこのアルバムもUKチャート1位を獲得している。
バンドとしての来日は06年と07年の時である。(2011年4月現在)
そろそろまた日本に来てくれてもいいじゃないですか・・・
曲風
独特の疾走感や、高音の鋭いギターサウンドなどが主な特徴。これに加えて、ボーカルであるトムの低く情熱的な歌声、そして曖昧で抽象的な歌詞が、Editorsの独自の曲世界を作り上げている。
ジャンルとしては2004年頃以降のポスト・パンク・リバイバルに分類される。
そのサウンドの特徴から、アメリカのロックバンドInterpol、また70年代後半のポストバンクのバンドJoy Divisionなどの音楽としばしば比較されるが、特に後者については「(活躍の時代が)古く、自分達の音楽スタイルには主要な影響はない」というバンドのコメントがある。[1]
また、3rdアルバムにおいて大胆な方針の転換を行ったように、一つ所に留まらない、新しい方向性を常に目指している姿勢が顕著である。
ちなみに、ミュージックビデオの内容もまた独特な物が少なくない。そのせいか、ニコニコでは↓のようなタイトルの動画も挙げられている。
メンバー
- トム・スミス(Thomas Smith)〔ボーカル、リズムギター、キーボード・ピアノ〕
フロントマンを務める他、作詞も担当。一児のパパ。
独特の低音から、裏声を巧みに使った高音まで幅の広い歌唱力を持つ。
ライブではほぼマイクに唇を押し付けるような状態で歌う。ギターを弾きながらステージ上を動き回ったり、ピアノの上に乗り上がってみせたりと、かなり落ち着きがないアクティブなところもある。 - クリス・ウルバノヴィッチ(Chris Urbanowicz)〔リードギター、シンセサイザー〕
ニューヨーク在住。Editorsの曲の特徴的なギターサウンドは彼の手によるもの。
共感覚を持っており、音を聞くと色を感じるという。
日本好きでもあり、「一番思い出に残る旅行は」とインタビューで聞かれて「(2010年)1月に東京で過ごした休暇」と答えている。[2] - ラッセル・リーチ(Russell Leetch)〔ベース、キーボード、コーラス〕
クリスと同様、ニューヨークに住んでいる。バンド結成前はベースよりはピアノやギターを弾いていたという。
ライブではエドのドラムを見ながらベースのリズム合わせる姿が時々見られる。
また2ndアルバムからのシングルカット曲"Bones"のミュージックビデオの監督もした。 - エド・レイ(Edward Lay)〔ドラム〕
バンド結成前はバーミンガムにある靴屋でクリスと働いていた。
3rdアルバムの曲で他のメンバーの楽器がキーボードに変わる中、彼はドラム一筋。身長はバンド内で一番低いが、力強いドラムさばきを見せる。
関連商品・関連動画
※以下、関連商品は 左:輸入版 右:国内版の順。国内版には日本だけのボーナストラックが収録されている。
1stアルバム "The Back Room"
2ndアルバム "An End Has a Start"
3rdアルバム "In This Light and On This Evening"
関連項目
外部リンク
- Editors Official (公式サイト) (http://www.editorsofficial.com/index) (※英語)
- Editors-Wikipedia(英語版) (http://en.wikipedia.org/wiki/Editors)
脚注
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