For UltraPlayersとは、SOUND VOLTEXに収録されている(主に譜面が)許されない楽曲である。
概要
アーティスト | cosMo@暴走P | |||
---|---|---|---|---|
BPM | 201 | |||
難易度 | SOUND VOLTEX | |||
NOVICE | ADVANCED | EXHAUST | HEAVENLY | |
7 | 13 | 1918 | 19 | |
REFLEC BEAT | ||||
BASIC | MEDIUM | HARD | SPECIAL | |
5 | 8 | 12 | 12 | |
譜面制作者(SDVX) | PHQUASE ver.II | PHQUASE since 20131221 | ||
ジャケット制作者 | Infinite 蒼弐 II | heavenly 蒼弐 II |
登場・迷言
KAC2013の「SOUND VOLTEX II -infinite infection-」部門決勝戦。
衝撃的なレベルキャップ開放とかめりあの「ボス曲そのもの」をモチーフに作られた重量感と疾走感を兼ね備えた楽曲、そしてその速度の暴力に乗せて三名の譜面製作者による凶悪な譜面を披露し、ボルテの新時代の到来をまざまざと見せつけたBangin' Burstだったが、その三名の譜面製作者の中に『あの御方』は含まれていなかった。
しかし最優秀賞受賞楽曲、つまりLv16(旧難易度)の譜面を持つ楽曲はもう1曲用意されていた。凛々しくも神々しいレイシス、そしてver.IIに進化した『あの御方』ことPHQUASEと共に登場した楽曲、それがこのFor UltraPlayersである。曲名を意訳すると「剛力羅達へ」といったところだろう。
初音ミクProject DIVAシリーズのラスボス担当でおなじみのcosMo@暴走Pが自身の原点となるインストを引っ提げ、この曲がFLOORコンテスト初採用という輝かしい実績となった。その譜面を昨年のKACでファイナリストをCRASHさせる気だったPHQUASEが作っているという時点で生放送を見ている視聴者、現地の参加者、スタッフ、そしてトップランカーですら嫌な予感がしたことは想像に難くないだろう。
フィナーレに相応しい壮大な音楽と共にやってきた、その予想以上にエグい譜面を見た/プレイした人から次のような戸惑いの言葉や迷言が数々生み出され、やはり今回もPHQUASEは許されないことになった。
「あのー、なんなの。フカセ氏これ?ひっ…ひどい…いちいちひどい。」(司会:森一丁)
「ちょっと難しすぎませんかね?」(ファイナリスト:PICOLTEX(ぴこ))
「さよなら僕の全曲PUC」「やっぱりフカセ絶対に許さないんで」 (ちゃんぽんチャンピオン:XD2.BOT(えつや))
譜面
NOVICEのLv7はMax Burning!!以来2曲目の、ADVANCEDのLv13とEXHAUSTのLv16はBangin' Burstと共に史上初の、いずれも当時の最高レベルの譜面である。
NOVICE
SDVXのほとんど全ての楽曲同様、この譜面だけは無条件でプレイすることが出来る。
個人差~詐称譜面だったMax Burning!!と違い、FXチップやBTロングこそ出てくるが概ね平素な配置であり、Lv5~6程度の逆詐称譜面。Lv6が少しクリアできるようになったら挑戦してみるのも良いだろう。
ADVANCED
12分チップ・フカセトラップ・片手8分交互等のEXHでも出るような難所が当然のように出現する、Lv12とLv14を足して2で割ったような譜面となっている。
クリア難度自体はLv13で適切な程度だが、 ADVの中ではトップクラスの難易度であることは間違いないだろう。
EXHAUST
「挑戦者への応援ソング」とはなんだったのかと言わんばかりの、ダブルつまみ混フレ・複雑な片手処理・FXチップやロングが大量に混じる鍵盤地帯等、どれか一つでも旧Lv15では最上位になるような難所で最初から最後までほとんど塗り固められた、ver.IIに相応しい譜面となっている。
しかしこの難所続きの譜面でさえブレイクまでは回復、EFFECTIVE RATEでも50%程度は無いと話にならない。
唯一の休憩地帯である、不気味な程に静かなブレイクを抜けた後は
このような全箇所発狂とも言いたくなるような譜面だが、CHAIN数は2402とBangin' Burstとたった1CHAINしか変わらず、ゲージが非常に重い。しかし続々と登場する譜面のインフレの波には押されつつあり、遂にVIVID WAVEではMax Burning!!(INF)やBangin' Burst(EXH)と共にLv19→18へと降格することとなった。
一般解禁・INPUT条件
2013年12月27日にKACファイナリスト以外もプレイできるようになった。そのINPUT条件と必要Blc[1]は以下の通り。
- ADVANCED(1000Blc):Bangin' BurstのADVをクリア。
- EXHAUST(4000Blc):Bangin' BurstのEXHをAランク以上かつクリアマークの付いた状態にする。
LOCAL MATCHINGを使わない場合、EXHAUST譜面はBangin' Burstのクリア以外にLv15上位クラスの4譜面とそれ以外の20個以上のAランク以上でのクリア、そして19200Blc+最低19個のLv15の解禁に必要なBlcもしくは労力が必要になるため、Bangin' Burst以上にINPUTするだけで大変な、まさにUltraPlayers(ごりら)のための譜面であろう。
やはりSDVX IIIになっても当楽曲のEXHAUST譜面に必要なBlcは4000Blcのままだが、5thKACロード開幕と共に条件緩和。累計プレー回数でも入荷できるようになっている。
そしてただでさえINPUTするのも難しい上にクリアレートが低いBangin' Burstの後に待ち構えているという無茶苦茶な解禁条件にも関わらずクリアレートは一般解禁直後50%、徐々にレートが上がってきたSDVX II終了直前でも57%、SDVX III稼働からしばらくした3月でも62%と非常に低い。
しかしそんなトンデモ譜面も初見で960万点台という高スコアでファイナリスト両者はあっさりクリアし、2014年1月11日に韓国勢のK2.TRICKが初のPUCを達成、全曲PUCにさよならしたえつやも2014年1月22日に413回の挑戦で無事PUC、「おかえり僕の全曲PUC」を達成したごりらであった。
2014年1月11日の実質クリアレート
LOCAL MATCHINGによる飛ばしプレイを行っておらず、前提となる曲をクリアしたプレイヤー全員が次の曲をプレイしていると無理矢理仮定した場合、次のように実質クリアレートはLv15を20曲以上Aランク以上でクリアできるプレイヤーを母数として11%台となる。
曲(全てEXH) | クリアレート | 実質クリアレート |
---|---|---|
Last Concerto | 76.8% | 76.8% |
超越してしまった彼女と其を生み落した理由 | 81.1% | 62.3% |
Hellfire | 82.7% | 51.5% |
Black or White? | 76.9% | 39.6% |
Bangin' Burst | 57.0% | 22.6% |
For UltraPlayers | 50.3% | 11.4% |
実際は飛ばしプレイによるスキップ・怖いもの見たさや、Blc不足による未プレイが含まれているため、実際はもっと高かったと考えられるが、それでもこのボスラッシュに挑戦可能な人の中で当楽曲がクリア出来たプレイヤーは数人に一人のレベルであったと思われる。
SKILL ANALYZER
SDVX IIではSKILL ANALYZERの皆伝ポジションとなる暴龍天の栄えあるボス曲として登場。前2曲の体力譜面で疲れ果てたプレイヤーをその許されない発狂で待ち構える。
が、初見とはいえファイナリストを葬ったボス曲が登場したSDVXIIIでは2曲目に降格。しかしそれによって最後の超発狂を耐えさえすれば暴龍天になれたIIとは違い、その超発狂で削られたゲージのままボス曲に挑まねばならなくなったため、暴龍天取得の難度は非常に高くなってしまった。
VIVID WAVEでEXHがLv18に下がってからは、次作のEXCEED GEARで202208追加コースの或帝滅斗3曲目に登場する形となり、かつてのラスボスが降格した事実はまさしくインフレしたボルテを象徴すると言える。
The 4th KACでは…
えつやに続くちゃんぽんを決める戦い、The 4th KACでもこの曲は注目を集めることとなった。
決勝に進出したのは、上記のえつやとTRICK。プレイするのは一人一曲指定する武器曲と、今年の最優秀楽曲の計3曲である。が、なんと二人とも武器曲に同じFor UltraPlayersを指定するという事態に。急遽1曲目を抽選で選ぶことになり、その結果がなんとなんとBangin' Burst。期せずしてKAC2013の舞台が再現されるアツい展開になった。
これに応えるかのように、両者は一歩も譲らぬ熱い戦いを繰り広げる。2曲終了時点でその差はわずか1NEAR分。勝負は今年の最優秀楽曲"Everlasting Message"に持ち越された……筈だった。
熱狂と興奮の中流れたその曲は、聞いたことのある……いや、間違いなくさっき聞いたばかりの、二度目のFor UltraPlayersであった。スタッフが盛大にやらかした瞬間である。結局この日Everlasting Messageが披露されることはなく、KAC決勝という大舞台で史上最大級のコンマイクオリティが刻まれることとなった。KONMAI forever
また、大会後のスペシャルライブでも三度目となるこの曲が披露され、遂には「アルトラ名曲なんで」という複雑な気持ちになる迷言がまたしてもKACボルテ部門から生まれてしまったのであった。詳細はアルトラ名曲なんでの記事を参照。
REFLEC BEATにて
時は流れ5thKAC明けの2月。リフレクでは久々のFLOOR INFECTIONにより初めて他機種へと移植された。しかも同時開催のPOLICY BREAKではあの伐折羅-vajra-と交換である。
こちらのHARDはVOLZZA勢ではまだ少ないLv12と、SDVXと変わらぬ強さを発揮。この譜面をクリアすることにより、ガレージにSPECIAL譜面が入荷される。勿論ただのSP譜面にあらず、何と移植元同様のPHQUASE謹製エフェクト付き、しかもエフェクト部分ではSDVXにおけるつまみを再現したスライドオブジェクトが配置されている、という豪華さである。ボルテの如く疾走感でプレーするにはうってつけなので、是非プレーしてみてはいかがだろうか。
なお、今回のSP譜面の影響で、REFLEC BEAT Plusに収録済みの某スター仮面のINF音源の移植が現実味を帯びてきているとも言える。
全てをプレーヤーに捧ぐHEAVENLY譜面
2017年10月12日、KAC2013コンテスト楽曲の追加譜面のトリを飾る形で4曲にHEAVENLY譜面が追加され、この曲はBlaster Gateロードの最後に控える、いわば大トリに位置する。譜面担当はPHQUASE since 20131221。Max Burning!!と同類の名義である。
譜面傾向は純粋にEXH譜面の強化と言ってよい。どことなくEXH譜面の面影を残すイントロから始まり、物量や片手処理が強化された前半部、第1サビからいきなりEXH譜面の第2サビとほぼ同型のつまみが、強化された鍵盤と一緒にお出迎え。リニューアルされたブレイク後のつまみ発狂を抜けた後はつまみと鍵盤の高速移動をBPM201でやらされ、EXH譜面の名物だったラストの16分交互鍵盤発狂は、「16分交互」という要素は残しつつFXとBTをより複雑に組みあわせたものに進化してゲージにダメージを与えてくる。
とはいえ全体的な難易度は19最上位と言える水準に収まっており、20に行けという声は聞こえないのが救い。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- SOUND VOLTEX
- REFLEC BEAT
- FLOOR INFECTION
- cosMo@暴走P
- PHQUASE
- さよなら僕の全曲PUC
- フカセ絶対許さない
- KAC2013
- わけのわからないもの
- ごりらがいるんだ
- アルトラ名曲なんで(4th KACのSDVX決勝でのハプニングにフカセが放った言葉)
- XyHATTE
- BEMANIシリーズの楽曲一覧
- KAC歴代最優秀楽曲
KAC2013オリジナル楽曲コンテスト
――終わりなき… 剛力羅の戦いX WHEEL OF FORTUNE Last Concerto XIII DEATH 超越してしまった彼女と其を生み落した理由 XVI TOWER Hellfire XV DEVIL BLACK or WHITE? KAC2013最優秀楽曲 IV THE EMPEROR Bangin' Burst III THE EMPRESS For UltraPlayers
脚注
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