Gの影忍とは、こやま基夫による漫画作品である。
概要
バンダイ出版雑誌『サイバーコミックス』において連載されていた。
宇宙世紀を舞台に歴史の陰に暗躍した『忍者』達の戦いを描いた山田風太郎風のガンダム漫画である。
一見冗談のような設定で、あくまでストーリーはシリアスに進んでいく漫画であるが、
作者のこやま基夫は以下のコメントを残している。
G影はパロかマジかよく分からんとゆー方もいらっしゃるかも知れませんが
こちらとしてはどっちに取られても面白い様に描いたつもりです
ストーリー
光 疾るうしろ
影 踊るもの
歴史の暗中に潜み
宇宙世紀を生きる忍の1人・リョウガを主人公とし、
戦争の歴史の陰で行われた忍者たちの戦いを描いている。
主な登場MS
Gの影忍
主人公のリョウガの愛機。ベースはG-3ガンダムで、リョウガの兄ヒュウガが連邦軍から奪取し、デギン・ソド・ザビから賜った機体である。作中では単に「G」と呼称されることが多い。
全体的に細見なスタイルになっており、腰に差した忍者刀風のビームサーベルを主に使用する。また胸部の内部に「心眼センサー」という大型のセンサーを装備しており、使用時には胸部を展開する。
その他、「隔壁返し」「大気圏突入奥義・イズナ落とし」といった忍術も使用する。
1年戦争から第2次ネオジオン戦争直前まで、長期にわたり戦い続けた機体であるが、"百騎夜行"の際には既に核融合炉が寿命を迎えていた。
百騎夜行
第2次ネオジオン戦争、いわゆる「シャアの反乱」と同時期に歴史の陰で行われた忍者の一大合戦。
突如木星圏に出現した謎の宇宙生命体を迎撃すべく、108騎の忍者が集結し、全ての流派が参加したといわれている。
この時出現した宇宙生命体は「木星圏に現れる」「あらゆるものを同化する」「MSを模した姿に変化する」など、
後に『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』 に登場するELSとの共通項が妙に多い。
死してなお屍を残さず
生きていようと影のごとく―その名も―
関連動画
『ガンダムビルドファイターズトライ』第16話にGの影忍カラーのセラフィムガンダムが登場し、畳返しを披露した際には、こやま基夫をはじめ多くの視聴者がかつて宇宙世紀を駆けた忍者を想起したという。
関連静画
関連商品
2021年1月に発売された続編(正確には作者が同人誌で出していた物をまとめた作品)
関連項目
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