GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-とは、
アークシステムワークスが開発の「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」の続編となる対戦格闘ゲームである。
2015年8月25日より正式稼働。
2016年3月3日に家庭版の公式サイトがオープン。そしてPS3・PS4版が2016年5月26日に発売、Windows版が12月15日に発売された。
2017年3月30日にはバージョンアップ版である「GUILTY GEAR Xrd REV2」が発売された。
概要
追加キャラクターとしてジョニー、ジャック・オー、タイムリリースの蔵土縁紗夢に加え、バランス調整、システムの変更・拡充が行われている。
また、グラフィック面でも進化しており、前作ではできなかった光源処理やダメージ効果が追加、夕暮れ時や飛び道具による照り返し、戦いで負った傷や汚れが勝利画面に反映されるなど更に作りこまれている。
サブタイトル-REVELATOR-とは「啓示者、預言者」の意。
なお、略称についてはアークシステムワークス公式動画にて、前作に引き続き「GGXrd」がタグロックされている。
その一方、4Gamerによる公式動画では「GGXrdR」がタグロックされているため、SIGNと区別する場合はこちらが用いられる。
あらすじ
世界が法力(魔法)によって成り立つ未来―――
法力から生まれた生体兵器“ギア”と人類の戦争、“聖戦”の傷が癒えつつある時代―――ソル=バッドガイは2年前に現れた“ギア”に替る新たな脅威、“慈悲無き啓示”に対抗すべく、世界に四散してしまった神器の捜索のための旅の最中にあった。
その途中、新たな“慈悲無き啓示”の一人、ラムレザル=ヴァレンタインの出現の一報を受ける。ラムレザルに辿りついたものの、彼女はブラフに過ぎなかった。
バビロンという1都市を瞬時に消滅させた「ゆりかご」の中から現れたのは、かつて世界を滅亡に追いやろうとしていた“ギア”の首領にして破壊神、“ジャスティス”であった。ソルはラムレザルを捕獲することに成功。
ソルの弟子、シン=キスクやラムレザルの妹、エルフェルト=ヴァレンタインとのコミュニケーションにより、ジャスティスの行方をラムレザルから聞き出すことに成功したソルはジャスティスの打破に成功する。
しかしその動乱の中、エルフェルトは正気を失い、何者かに連れ去られてしまう。かつて“ギア”を作り出した“あの男”は危惧する。
「エルフェルトがジャスティスと融合すればすべて終わりだ」
彼もまたこの事件のために手を打つことを決断する。
自らを恨み続けることで150年を生き永らえている「背徳の炎」なる人物…ソルへの協力を仰ぐことであった。ラムレザルの宣戦から1週間後。
混迷の度合いを深めるこの事件の未来を示す「啓示者(REVELATOR)」はいったい誰となるのであろうか。
追加システム
既存のシステムは前作『GGXrd-SIGN-』の記事を参照のほど。
- ブリッツシールド
前作から引き続き存在する特殊ガード。成立させられれば相手に大きな硬直を作ることができる。
上級者が留意すべき点として、「しゃがみブリッツで上段攻撃を取れなくなった」「ブリッツシールド成立時は、テンションゲージではなくバーストゲージが回復するようになった」ことが挙げられる。
- 横ダストホーミングダッシュ
前作では横ダストからの追撃コンボはほぼ画面端限定であったが、本作では硬直をキャンセルして地上前ダッシュできるようになったため、密着してのダストコンボが入れやすくなった。前ダッシュがないポチョムキンでもこの時だけはすっ飛んでいくのでごあんしんください。普段からやれ
P4Uのボコスカアタック(横)により近くなったと言える。
- バースト覚醒必殺技
テンションゲージ50%+バーストゲージを全消費することで、強化版の覚醒必殺技を放つことができる。コマンドは覚醒必殺技のボタン部分をDに変更。対応する覚醒必殺技はカットインが入るもの限定。
バーストゲージも消費するのでおいそれと発動できないが、その分性能はアップしており、威力増加だけでなく発生が速くなったり、無敵時間が増加したりしているなど、全ての面において通常版よりパワーアップしている。ヘルファイア状態だとさらなる強化が加わることも。
- 投げ相殺
他格ゲーでいうところのいわいる「投げ抜け」に近い要素。
前作GGXrdでは速い側の投げ入力が優先されていたが、本作では僅かなタイミングの前後であればお互いが仰け反る形で状況五分となる。
とはいえ、ギルティギアでは投げ入力可能なタイミングが細かく規定されており、それによって先行入力可能な側が優先的に投げることができるのは変わらず。あくまで「投げ抜け」ではなく「お互いが投げられる状況での相殺」であることは覚えておこう。
- スタイリッシュタイプ
初心者だって安心。アシストモードが搭載。
第六のボタン「必殺技ボタン」が使用可能になるほか、ボタン連打で簡単なコンボになってくれる、レバーニュートラル時のオートガードなどが可能。通常の「P K S HS D」の5ボタンは通常通り使用可能なので、個々のキャラの強い技が封印される事態もない。
とは言え防御力の低下、一部技の無敵の減少or削除、ガトリングコンビネーションルートの一部削除があるなどのデメリットもあるので、いつまでもこれに頼りっきりという訳にはいかない。もちろん初心者は臆さずに堂々と使ってOKだ。
ちなみに通常モードは「テクニカルタイプ」として区別されている。
キャラクター
新キャラクター | 声 | 特徴 |
---|---|---|
ジョニー | 若本規夫 | メイを含むジェリーフィッシュ快賊団の団長。 軟派なプレイボーイななりだが抜刀術の腕は確か。 動きは遅いものの1撃の重さをウリにしたパワータイプ。コインを当てるほど神速抜刀技「ミストファイナー」が強化され、コンボの火力が爆発的に伸びるのもそのまま。 |
ジャック・オー | 五十嵐裕美 | I-NO、レイヴンに続いて登場した、「あの男」の3人目の側近。 名前の由来であろうハロウィンに因んだちょっとホラーな面を被った爛漫な少女といった出で立ち。体機能を補う棒キャンディーをいつも咥えている。 GG2のシステムをアレンジして輸入したキャラ。ゴースト(拠点)を設置後、そこから出現するサーヴァント(兵士)と同時攻撃を仕掛けて戦う。 |
蔵土縁紗夢 | 松嵜麗 | ゲーセンに轟く中華料理人再び。 リーチを犠牲に高速・高火力を実現した中国拳法使い。 3Dになった本作では逆に鉄壁スカートも搭載した模様。 パンツァーの努力に期待しよう。 2015年9月24日にタイムリリースキャラとして参戦。 |
琴 慧弦 (クム=ヘヒョン) |
手塚秀彰 | 家庭用新キャラクター 世界中の“気”の流れを整える調律師であり、愛用の琴(という名の巨漢の老人)を操縦して戦う。中に人が居る事実はあまり知られていない。 スレイヤーに代わるタイトな目押しキャラ。リーチが短いが平均火力は高め。また、各種必殺技はコマンド完成後のレバー入力で軌道を変えることができる。 |
レイヴン | 安元洋貴 | 家庭用新キャラクター ギルティギア2からの参戦。 世界で暗躍する“あの男(GEARMAKER)”の側近であり、長寿ゆえに痛み以外の刺激に対して感情が磨滅してしまったマゾヒスト。 GG2とは趣が異なり、長い手足と滑空移動を活かした中距離からの急襲を旨とした戦術が主軸。 マゾヒストらしく必殺技「ここにされたい」を発動中に攻撃を受けると“興奮度ゲージ”が増加し、これが高いと攻撃性能が強化されるシステムも持っている。 |
ディズィー | 藤田佳寿恵 | 家庭用新キャラクター ギルティギア総選挙1位によって参戦決定。 2018年7月19日から同年7月25日までは無料DLできる。(以後は800¥) カイの妻にして、シンの母であるハーフギア。 GG2にて、とある事情によってカイの手によって封印されていたのだが、 前作ストーリーモードで復活。 お馴染みのシューティングキャラ。触られたら弱いが飛び道具との波状攻撃と高いコンボ火力は健在。 彼女らしい一撃必殺(?)技も実装されている。 |
続投キャラクター
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ぶるらじ・あーくなま
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関連項目
外部リンク
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