HWV(His Wife's Voice)とは、HMV(His Master's Voice) からの派生語で、音響機器で再生されている故人の声の主が「飼い主」(master)の代わりに「妻」(wife)になったことを表すタグである。
概要
このタグが生まれたのは、2013年6月25日の早朝(日の出の時刻くらいの頃に本人ツイートあり)に妻を亡くした松尾Pが、残された妻の歌声をUTAUに取り込んで「妻音源とりちゃん」として活用するようになったことがきっかけである。
かつて蓄音機が登場した頃に His Master's Voice (HMV) というタイトルの絵画が誕生したが、このときの蓄音機と同じような役割をUTAUが果たしたという初のケースであることから、HMVからの派生語としてこのタグがつくようになった。
HMVでいうニッパー君のように聞き入るだけでなく、松尾Pが自ら声を編集するという違いはあるものの、「UTAUにもこういう活用の仕方があるのか!」と心を打たれ、涙腺崩壊しそうになった人も多いのではないだろうか。 一見、Mをひっくり返してWにしただけの略語ではあるが、時代の変化で蓄音機がUTAUに変わっても、愛していた亡き家族の貴重な声に聞き入ってしまう…故人の声を無駄にしたくない…という気持ちは変わらないことを教えてくれる。
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関連項目/関連リンク
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