Korn(コーン)とは、
ここでは1について説明する。
概要と音楽性
バンド表記は「KoRn」が多く、Rは偽キリル文字にて左右反転されている(正式な表記はKoЯn)。
1992年結成。現在まで活動中。
ヒップホップ譲りのミドルテンポと思い切りダウンチューニングされた重低音重視の不協和音サウンド、シニカルで病的な歌詞などを特徴とし、90年代に大流行した「ニューメタル(和製英語でいうところのラウドロック)」のひな型を作り上げたバンドの一つである。
この時代に、彼らを猿真似したバンドが雨後のタケノコのように現れたため、3rdからはアルバムごとにプロデューサーを変えて、さまざまな音楽性を模索しているため、アルバムごとのファンが存在するのも一つの特徴。
メンバー
- ジョナサン・デイヴィス(Vo.Bagpipe)本名:Jonathan Houseman Davis
ドレッドヘアがトレードマークのアイリッシュ系。
のちに様々なシンガーに影響を与える泣き叫び系のボーカルの草分け的存在だが、5thあたりからは豊かな歌唱力を生かした歌唱法 へ変化した。メロディからグロウル、ラップ、ファルセットまでこなし、意味不明な言葉での狂気的なスキャットも可能。Shureのマイクと、H.R.ギーガー作の特注のマイクスタンドを使用(身長189cmの彼の身体に合わせて作ってあるそうな)。
初期はAdidas Classicのセットアップジャージを好んで着用し、Adidasから衣装提供され、「A.D.I.D.A.S.」と言う曲を作るほどであったが、最近はステージではキルトスカートを穿く。(余談だがキルトにAdidasのトレフォイルロゴを付けている時がある)
幼少時に継母からの性的な虐待やいじめに遭っていたせいで根暗な性格で、その酷い内容は歌詞にも十二分に反映されている。
初期は精神障害をいくつも患っていたほか薬漬けで奇行も多く、飲尿、ゲロを食べるなど、かなり異常であった。
様々な楽器が演奏でき、なかでもドラムとバグパイプはかなり上手い。
昔は目を見張るほどの美形であったが5th-7thあたりから太り始め、「ベルばらアンドレがジャムおじさんに」と揶揄されるほどであった。現在は極度のストレスのせいであるとはいえ昔のようなかなりの痩身体型に戻っており、かつてのイケメンぶりを取り戻している。
- マンキィ(Gu.)本名:James Christian Shaffer
ドレッドヘアのスパニッシュ系
初めてバンドにて7弦ギターをフル活用したギタリストの片割れとして有名。Ibanezを使用。
ただでさえ低音の出る7弦ギターを(ほとんどの楽曲において)全音下げするため、6弦ギターでコピーしようとすると全弦3音半下げと言うありえないチューニングにしなければならなくなる。コード進行を無視した不協和音で曲を作るため、一部の楽器誌からは音楽的解釈を放棄されることさえあった。
テクニカルな演奏はしないが、昔は冗談でヘッドとペンタトニカルなシュレッドソロを演じて見せたりしている。
最近ピザっている。
- ヘッド(Gu.)本名:Brian Phillip "Head" Welch
名前の由来は彼の大きな頭から。
彼もマンキィに同じくダウンチューニングされたIbanez製の7弦ギターを愛用している。
ジョナサンばりに特徴的な声による凶悪なコーラスにも定評がある。
2005年に宗教や彼個人の問題のため一度脱退するも、
2013年の夏の欧米ツアーに参加し、その後アルバム制作に伴い正式に復帰した。
- フィールディ(Ba.)本名:Regnald Arviz Jr.
デイヴ・ナヴァロにちょっと似ているチカーノ系B-BOY。Ibanezを使用。
ツインテールになったりコーンロウになったかと思えば最近はドレッドにしたりと髪型が落ち着きないお洒落さん。
西海岸系のヒップホップを好んでおり、バンドの音楽性にラップが取り入れられたのは彼の影響が大きい。
ドンシャリサウンドの5弦ベースを縦に構え、独特のフォームでスラップすることによってほとんど音程感の無いパーカッショナブルな金属音を出す。
ライブでもかなり派手に動き、演奏中に飛んでくるくる回ったり揺れたり、妙な踊りを見せたりする。
デビュー当時からしばらくはロックスターらしく傍若無人に振舞っていたが、近年キリスト教に回心して過去の懺悔を自叙伝で綴っている。
最近ピザ化の激しいメンバーの中で唯一激痩せした。大丈夫か。 - レイ・ルジアー(Ds.Percussion)本名:Raymond Luzier
髪ぺったんこでウェーブ、犬顔のドラマー。デイヴィットの後任として加入。途中からワンバスに変更するなどプレイやセットの簡略化の目立ったデイヴィットに対して、ツーバスの連打や多い手数、チャイナシンバルやブラストビートを多用するなど、かなりメタル(特にデスメタルやスラッシュメタル)よりのプレイスタイルを持つ。オーソドックスなクロスハンドスタイルのデヴィッドとは対照的にオープンハンドスタイルで演奏するのが特徴。
機材はDdrumのキットとSabianのシンバルを使用している。
彼のドラムセットは中央上部にチャイナを置く、タムの角度をすべて水平にするなど、この手の音楽をやる上では独特なセッティングになっている。
本来はデイヴィッドが正式に脱退したことにはなっていないのだが、ジョナサンが「レイはパーマネントメンバーになった」と公式に発言した。親日家でもある。最近はジョージ・リンチとダグ・ピニックでKXMというプロジェクトを結成しアルバムを発表している。
- 元メンバー
- 他にもMr.Stokes、SlipknotのジョーイたんやFrank Zappa元門下生のテリーボジオ御大、Storkのシェーン・ギブソンなどがヘルプとして参加していた。
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関連項目
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