Lattice(ラティス)は主にホラーゲームを扱うゆっくり実況動画や、ピアノ演奏動画を投稿する動画投稿者。YouTubeでの配信活動も行っている。アメリカ合衆国在住のハーバード大卒、ニコニコ動画屈指の超高学歴エリートゆっくり実況者として知られていた。
現在は自身のTwitterやラティ子ちゃん実況の初回にてリアル多忙につき、編集時間がかかるゆっくり実況での動画投稿は不可能と打ち明けており、ゆっくり実況での動画投稿活動は無期限休止し、現在は編集時間がゆっくり実況に比べてかなり軽い「ラティ子ちゃん」や「ノーチカさん」による生声実況等の投稿にとどめている。
なお、英単語としてのlattice(名詞)とは「格子」の意味を持ち、また、庭の目隠し等に用いられる格子状の板のことをいうことが多い(ラティス・フェンスとも)。固有名詞としては、株式会社パルによる同名の女性向け衣服・雑貨ブランドが一般的に知られる。
概要
2011年に動画投稿を開始。当初はMAD動画を投稿していたが、翌年からは後のメインコンテンツとなるゆっくり実況動画を投稿するようになり、更に翌年からはピアノ演奏動画を投稿するようになった。
活動開始以来のメインコンテンツはホラーゲームのゆっくり実況で、中でも海外産の、個人によって製作されたPC向けゲームが多い。中でも「EXEゲーム」を始めとするアングラ色の強いゲーム(『Pokémon Lost Silver』、『SONIC.EXE』、『Suicide Mouse』など)を扱うことが特徴とされる。それらの「曰く付き」な様子を匂わせる類型的な演出や、「呪いのポケモン」「呪いのソニック」「呪いのマリオワールド」というような動画タイトルから、ラティス自身も「呪われたゲーム」を好んでプレイする、「呪われ願望のある」、「呪われた実況者」として視聴者からキャラ付けされるようになった。この手のゲームには血の演出や恐怖画像、突然の叫び声など、視聴者を驚かせる演出があるため、視聴の際には注意が必要。
一方、こういった衝撃的なホラーゲーム以外でも、インディーズのアドベンチャーゲームを扱うことが多い(例: 『Imscared』、『7 Days』、『Calm Time』など)。また、前述のEXEゲームと似通った演出をより表向きの形で取り入れたことで人気になった作品も見逃すことなく動画にしたことから、それまでの投稿動画の中でも『Undertale』や『Doki Doki Literature Club!』のゆっくり実況動画は最も人気となった。本人曰く、「EXEゲーム」という作品群自体は「クソホラゲー」に近いためあまり好きではなく[1]、個人制作という括りから「革新的なアイデア」を取り入れた演出に注目してゲームを選んでいるという[2][3]。
ピアノの演奏技術にも定評があり、また動画内でコアなファンがいるであろう「じゃがりこ先生」の御神体はその演奏動画で垣間見ることができる。
関連動画
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関連リンク
関連項目
脚注
- *Lattice/ラティス(@_Lattice)さん / Twitter(2019年7月8日)
- *Lattice/ラティスさんはTwitterを使っています: 「だからホラーならなんでもいいというわけじゃないんです。いくらホラー系の伸びが良いからと言っても、それを乱立させて「クソホラゲーの人だ!」と認識されたくないんです。流石に なので作品を選ぶ際にはそういう所に気をつけています。安いウイスキーを作るよりじっくりとワインを熟成させるような」 / Twitter(2019年7月9日)
- *Lattice/ラティスさんはTwitterを使っています: 「個人制作な上フリーで公開されるゲーム作品は基本、資金面やマンパワーの限度がクオリティを制限してしまう でもそういう極限でこそ革新的なアイデアが必要とされる。ホラーなら今までに無い新たな恐怖の与え方が模索されていく そういうのを生み出す環境だから自分はインディ系ホラーが好きなんです」 / Twitter(2019年7月9日)
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