Luminous Orangeとは、日本のシューゲイザーバンドである。coaltar of the deepers、cruyff in the bedroom、HARTFIELDらと共に、「日本のシューゲイザー四天王」の一角と称されている。
概要
1992年、曲を書き溜めた竹内里恵(ボーカル・ギター)の呼びかけで横浜にて女性4ピースバンドとして結成。何度かメンバーチェンジを経た後、2002年以降は竹内+サポートミュージシャンのソロプロジェクトに。今まで参加したサポートメンバーはアヒト・イナザワ(ドラム)、小林愛(コーラス・ギター・シンセサイザー)、吉兼聡(ギター)、江崎典利(ベース、toddle)、河野岳人(ベース、マヒルノ)、舘山裕之(ドラム)、クリストファー・マグワイア(ドラム、元くるり)、西浦謙助(ドラム、相対性理論)など。結成以来、基本的に竹内が全ての楽曲の作編曲、歌詞を手がけている(歌詞は数曲共作あり)。
複雑かつ独特なコード進行、竹内のウィスパーボイスと変幻自在のギターサウンドが織り成す独特の音楽で音楽ファンや同業のミュージシャンから高い支持を得ている。バンド初期は欧米のファンジン、ラジオ局等で好評を博すが、 1998年に元Pale Saintsのイアン・マスターズ主催のレーベル「Friendly Science」からリリースされたUK盤7インチ「Puppy Dog Mail EP」と、3rdアルバム「Sugarcoated」を境に知名度セールス共に上がり、 また京都のレコード屋でコーネリアス小山田圭吾氏が「Puppy Dog Mail EP」を耳にした事から彼主催のトラットリアレーベルに参加。上京間もないナンバーガールの面々とも出会い、彼らの自主イベント「Fanclub」にも2度出演。
2002年発表の「Drop You Vivid Colours」は、タワーレコードのインディーズチャートに2週連続チャートイン(最高位4位)、 Japan Count Downインディーズチャートの7位に入った。このアルバムに対して元ナンバーガールの向井秀徳は「ソニックユースのディドリームネイションを矢野顕子が歌ったようなアルバム」と絶賛している。また、ニューヨークの「Music Related」(他にリリースしているアーティストにトクマルシューゴなど)から2007年リリースされたアルバム「Sakura Swirl」は、アメリカ、西ヨーロッパ、スカンジナビア、オーストラリア等で流通。Tower JPのJ-POPチャートではUS盤ながら39位を記録した。 2008年は3月にボーナストラックを2曲加えた日本盤を発売。2009年11月には残響レコードから竹内監修による15曲を収録した初のベスト盤「Best of Luminous Orange」をリリースした。
海外での活動も積極的に行っている。 ニューヨークの音楽イベント「CMJ Music Marathon」(2004)、2006年と2007年には毎年テキサスで行われる世界3大音楽カンファレンスの1つSXSWに招待され、 好評を博し、地元紙、ニューヨーク・タイムズにも評が掲載された。また2007年7月には台湾の大型野外フェス、Formoz Festivalにも参加。
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関連項目
外部リンク
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