概要
ウルトラQ
10話の『地底超特急西へ』に登場。
人工的に創造された生命体の第1号でMはマンメイド(Man‐Made)の略。身長は約2m程度、それでいてブルドーザー20台分の怪力を持つが3歳児並な頭脳で非常にユーモラスな性格をしている。
もともと大阪大学の遺伝子研究チームが開発した人造細胞であり、さらなる研究のため特殊なケースに入れられて航空機で目的地に運ばれる予定であったが、それが誤って当時最新鋭のハイテク超高速地下特急「いなづま号」に積み込まれた際、いなづま号の取材に来ていたカメラマンのカメラフラッシュに反応して成長を開始。最終的にゴリラのような怪物に変化するといなづま号の運転席に入り込んでシステムを破壊し、列車を暴走させてしまう。
やがていなづま号は終点の九州駅で脱線事故を起こして大爆発、その衝撃でM1号もまた宇宙へと放り出され、そしてそこで言語能力を持つに至ったM1号は「わたしはカモメ、わたしはカモメ」と呟きながら宇宙空間を漂うこととなった。ちなみにこのセリフは女性初の宇宙飛行士であるワレンチナ・テレシコワ(ソ連)の発言に由来する(「言っていない台詞」の記事も参照)。
意外な知名度上昇のきっかけ
M1号の成長後はゴリラと猿人を合わせたような見た目をしている。だがその容姿がTV局の目に留まり、2013年12月31日放送の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時」にガラモンと共に浜田雅功そっくりのウルトラ怪獣として紹介されることに。
放送時はフィギュアなどのM1号グッズも登場したりAKB48の「ヘビーローテーション」を踊るロボットが登場したりと高性能でもあった。その影響か、今回では「ホウセイマイフレンド」「エリート塩」と並んで話題となり、M1号の知名度も上昇することになった。
ウルトラマンX
それから時は流れ2015年。放送から49年の時を経て、「ウルトラマンX」第19話『共に生きる』にてウルトラシリーズの30分番組へ再び登場を果たす。15話前の総集編第2弾の終盤で登場した際、ファンの間でも大きな話題となった。こちらの声は大御所・飯塚昭三が担当する。
スパークドールズとなっていたゴモラを復元する実験を行っていた最中にダークサンダーエナジーが降り注ぎ、ゴモラはEXゴモラに変貌し暴れ始めた。大空大地はゴモラを迎撃するためにウルトラマンエックスに変身、しかし戦闘中に突如異空間に転送される。なんとウルトラQのM1号は長い時間宇宙を漂っている間に進化を遂げ、ウルトラマンを異空間に閉じ込めるほどの超能力と知能を身に着けていたのだった。
ゴモラを攻撃する人類とウルトラマンに対し「共存などできない」と切り捨てるが、必死に食い止める山瀬 アスナをはじめとするXioの隊員たちを見て考えを改めたのか、エックスを解放する。
その後M1号は「私はカモメ」のセリフと共にこれからも人間を監視し続けることを宣言し、宇宙空間へ消えていった。
ウルトラマンZ
第20話『想い、その先に』に登場。
稲葉コジロー(バコさん)の娘である生物博士の稲葉ルリが生み出した人工生命。過去2作に登場したM1号とは別個体とされる。
おとなしい気性であったが、M1号の細胞を狙って研究所に侵入していた者の手によって誘拐され、その際に高圧電流を浴び巨大化した。ストレイジ上層部は狂暴化し市街地へ侵攻し始めることを危惧し、迎撃作戦を命令するが、その前にルリが元の大きさへ戻す細胞分裂逆進剤を作る時間稼ぎのため、M1号の侵攻を食い止める作戦を実行。ウルトラマンゼットも時間稼ぎに協力し完成した細胞逆分裂剤をバコさんがM1号の口内に打ち込み、M1号は鎮静化し元の大きさに戻った。
関連動画
関連商品
関連項目
- ウルトラシリーズ
- ウルトラQ
- ウルトラマンX
- ウルトラマンZ
- プレッシャー(これ以前にとある芸人に似ているとされた怪獣。本人も認めている)
- フランケンシュタイン
- 浜田雅功
- 笑ってはいけないシリーズ
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