『Margikarman』とは、異界と学園のADV型現代RPGである。
概要
2013年3月15日にFreemで公開されたフリーゲーム。ゆうやけ氏がトータルデザインを、漫画家としても活動するスバルイチ氏がキャラクターデザインを手掛けている。
2014年2月2日に完全版の『Margikarman ItoA』が公開(ダウンロード、新要素についてはこちら)。タイトルのItoAは"in the twilight of the afterlife"の頭文字をとったものである。
2017年2月28日、『Margikarman ItoA』(MV版)の配信が開始される。公式サイトなどでプレイ可能。また、同年3月31日には、エンターブレインから小説版が発売された。
あらすじ
硲幸丞(はざま こうすけ)は人生を謳歌する高校生であった。彼は春休みに山を訪れ、そこで蝉の声を聞く。
「やっと……聞こえたんだね」
頭の中で響く誰かの声。不審に思いながらも道を引き返すと見覚えのない通路が広がっていた。
襲いかかる影、突然現れた女性。戸惑う彼に、彼女は無慈悲に告げる。
「お悔やみ申し上げます……」
「大変残念なことですが……
硲様は既に亡くなられています」
登場人物
狭間の世界の住人
- 硲 幸丞(はざま こうすけ) 享年17歳
- 東雲高校に通っていた黒髪の境界人(下記参照)の少年。生前は水泳部のエースであり、また、友人とバンド「シノノメン」を組み、ギターを弾いていた。カメラには強いこだわりを持つ。幸スケベ。
家族構成は幸博(父)、美奈子(母)、美尋(姉)、幸丞、ラスターの4人と1匹。母方の祖母・美帆子は一家と離れて暮らしている。永介という弟がいた。 - 橘 葵生(たちばな あおい) 享年8歳
- ミルクブラウンの髪を短めのツインテールにした境界人の少女。「第一章 卯月と夢現」で仲間になる。幸丞と面識があり、公園で一人で遊んでいるところに話しかけると遊びに誘ってくれる。
気遣いのできる優しい子だが、純真がゆえに答え辛い質問をすることもしばしば。飼い猫のエーシス(品種はシンガプーラ)は、言葉こそ通じないが大切な友達。 - 神 蔵之助(じん くらのすけ) 享年27歳
- 赤い髪のおっさん永遠の27(トゥエンティーセブン)。「第二章 皐月と死因」で仲間になる。何らかの目的で、40年もの間現世に干渉するための"チカラ"を求めていた。
酒好きで子どもっぽい性格だが、責任感が強くいざという時に頼れる大人。葵生とは"ぞうさん"、"ミカンちゃん"と呼び合う仲。蔵之スケベ。 - 女死神(めしにがみ・おんなしにがみ)
- 幸丞が狭間の世界で初めて出会う存在。常に敬語を崩さず、表情の変化に乏しい。自らの死を受け止め切れない幸丞を臥待岬へと導く。
- 峰岸 明子(みねぎし あきこ) 享年39歳
- 幸丞が通っていた東雲小学校の先生。早すぎる死を迎えた幸丞を気にかける。
- マール
- 狭間の世界と現世をつなぐ"蜃気楼の門"の門番。「シ」という語尾をつけるなど独特な話し方をする。
消息不明
- 咲良 愛海(さくら まなみ) 享年16歳
- 幸丞の幼馴染の黒髪ショートヘアの少女。中学生時代、バレー部に所属していたが、不運にもARSという病気に罹り2年前に命を落としている。人気の少ない臥待岬を気に入り、病気に罹ってからも車椅子で足を運んでいた。
生者
- 橘 悠生(たちばな ゆうき) 18歳
- 葵生の兄。幸丞と愛海とは中学校からの付き合い。生前妹のわがままを聞いてあげなかったことを後悔している。バンドではボーカル担当。
- 幸田 太一(こうだ たいち) 18歳
- 幸丞の友人。気さくで交友関係が広い。バンドではドラム担当。
- 本郷 徹(ほんごう とおる) 17歳
- 幸丞の友人。眼鏡のイメージに違わず、成績学年トップクラスの秀才。バンドではベース担当。
- 伊織 圭(いおり けい) 18歳
- 愛海の友人。幸丞とも中学校が同じ。名家の一人娘で茶道部に所属している。性格は穏やかで、左目の下に泣きぼくろがある。
- 三田 加奈子(みた かなこ) 17歳
- 愛海の友人。幸丞とも中学校が同じ。おさげに眼鏡という文学少女風のルックスに反しバレー部所属。ドジっ娘。
- 川島 翔太(かわしま しょうた) 16歳
- バレー部に所属する2年生。三田加奈子と話している姿をよく見かける。
- ラスター 9歳
- 硲家の番犬。ラスターに限らないが境界人が見える。幸丞の姉・美尋を神格化しており、幸丞のことを幸スケベと呼んだ張本犬。
迷言集
関連動画
関連項目
外部リンク
最後に……
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