nfscとはNEED FOR SPEED CARBON(ニードフォースピード・カーボン)の略称である。
概要
基本的な操作性や内容は前作のニードフォースピード・モストウォンテッドから引き継いでいるが、峠の追加や、ドリフトの復活、仲間(以下ウイングマン)との共闘が出来るようになっている。
システム
車
今回はステータスが3種類に別れるため、状況にあわせた車種選択が必要となる。ただ、相性が悪いからと言って絶対にクリアできないわけではない。
スタンダート:日本車を中心としたコーナリング特化のクラス。スピードがやや低いため、ストリートや終盤のレースには向かないが、峠を得意とする。
マッスル:アメリカ車を中心とした加速特化のクラス。キャニオンデュエルの一本勝ちに向いたマシンだがアメ車ばかりらしくハンドリング性能に難があるため安定させにくい。コルベット万歳
ハイエンド:ヨーロッパ車を中心としたバランスの取れたクラス。スピードの伸びが良く大抵のレースをこなせるが、キャニオンデュエルにはあまり向かないという弱点を持つ。
バトルイベント
スプリント:一本道のコースを走り一位を競う。峠コースではウイングマンは使用不可。
チェックポイント:時間内にチェックポイントを通過しながらゴールを目指す。走行するマシンは自分のみ。
スピードトラップ:速度測定ポイントを速く通過しながら合計速度を競う。一台でもゴールすると、一定時間ごとに減速するためうかうかしてはいられない。
ドリフト:ドリフトのポイントを競う。専用コースでは特定ライン内はポイントが貯まり易くなり、カウンターを当てる事で効率よくポイント倍率が上がる。峠では長くドリフトする事でポイント倍率が上がるが、黄色いガードレールになっている場所は激突すると落ちるため注意が必要。因みに最高難易度にしてもアンダーグラウンドとは比べ物にならないほどCPUが弱い。そのため最初に稼げば後はラクである。
キャニオンデュエル:一対一の真剣勝負。2回勝負する事になり、一本目は後追いスタートとなり、距離を詰めるとポイントがより多く貯まるが敵車と激突するとポイントが5000マイナスされる。二本目は先行となり今度は詰められるほどポイントが減るため急いで逃げる必要がある。後追い時に追い抜き10秒間キープする、ポイントが0になる前に逃げ切る、敵車が谷底に真っ逆さまになると勝利。逆に先行時に追い抜かれてから10秒間経つ、ポイントが0になる、自分が谷底に真ッ逆さまになると敗北となる。
バトルウォー:19台もの敵車を相手にするレース。ウイングマンは参加しないので注意。
ウイングマン
今作から追加された新たなシステムとして共にレースを走るウイングマンがある。ウイングマンにはそれぞれ種類があり、スカウトを除きゲージが最大まで貯まり、色が灰→黄緑に変わった状態で指定されたボタンを押すことでそれぞれの役目をこなす。
ブロッカー:ロックオンした敵を目掛け突撃しスピンさせる。ロックオンする敵は一番近い敵である。その性質上一番発動させにくいのが難点。(後半だと中々追いつけなくなるけどね・・・)
スカウト:ラインを出しながらショートカットの場所を知らせるため、ゲージがない(慣れたユーザーにはあまり役に立たない。それに狭い道で巻き添えになる事も・・・)
ドラフター:スリップストリームを作り加速力と速度を爆発的に上げる。因みにスリップストリームに入っている最中はこちらのスピードに合わせるため基本激突する恐れはない。さらにハンドルも誘導されるため、急なコーナーを曲がりやすくなるが、ドラフターのレーンチェンジの際に中央分離帯に激突する可能性もあるため過信は出来ない。(慣れたらこれ一択)
また、オートスクリプト機能により、それに対応したエアロパーツの大きさ、長さを弄る事が可能となっている。
ストーリー
2年前、各チームのリーダーとバトルしている最中に警察の横槍が入り、仲間に大金が入ったバックを渡され逃げる主人公であったが、中身は大金ではなかった。
それから2年後。前作の舞台であったロックポートを去り、2年ぶりにパルモント・シティ(50%以上がロックポートと同じ構造の変わった街)に戻ってきた主人公であったが、しつこくストーキングしてきたクロスとのバトルにより愛車のBMWが完全に駄目になってしまい、絶体絶命のピンチに陥ったところかつての仲間達に助けられ、消えた大金の行方を探す事となる。・
登場人物
主要人物
BMW M3GTR:悲劇のヒロイン。レース仕様の激レアマシンなのに・・・
主人公:プレイヤーの分身となる人物。前作と同一人物。パルモントにいたときにはBMWとほぼ同じデザインのスープラに乗っていたことが判明している。
ダリウス(日本語吹替:平田広明):相棒。最強マシンであるアウディ・ルマン・クアトロ(R8のコンセプトモデル)に乗っている(おや?こんな高い車を一体どうやって・・・?)
ライバル
ケンジ:日本車を中心としたチーム「武士道」のリーダー。愛車はマツダ・RX-7→三菱・ランサーエボリューションⅨ。
アンジー:マッスルカーを中心としたチーム「21ST STREET CREW」のリーダー。愛車はダッジ・チャージャーR/T→ダッジ・チャレンジャーコンセプト。
ウルフ:ヨーロッパ車を中心としたチーム「TFK」のリーダー。愛車はアストンマーチン・DB9→ランボルギーニ・ムルシエラゴ。
ウイングマン
ネビル(日本語吹替:島田敏):日本語版は声が某天才と同じだがブロッカー。序盤でパトカーをぶっ飛ばすシーンにほれたプレイヤー多数。使用マシンは最初に選んだマシンによって異なる(最初にマッスルを選んだ場合はマッスル系統に、ハイエンドならハイエンド系統になる)。
サール:スカウト。何処かオドオドしている。ネビル同様使用するマシンは最初に選んだマシンのジャンルによって異なる。
ニッキー:ドラフター。使用マシンはフォード・GT固定で色は弄れない。
コリン(日本語吹替:中田和宏):元TFKのメンバー。ドラフター。使用マシンはメルセデス・ベンツCLK500、ポルシェ・ケイマン及びカレラGT。
サムソン:元21st Street Crewのメンバー。いかつい見た目の通りブロッカー。使用マシンはシボレー・カマロSS、ダッジ・チャージャーR/T、プリマス・ヘミクーダ。
ユミ(日本語吹替:melody.):元武士道のメンバー。スカウト。日本人なのだが何故か一番の棒読み。使用マシンはマツダ・RX-8、三菱・エクリプス、スバル・インプレッサ。
余談
・マップの大半は前作の使いまわし。
・VISTA以降はパッチを当てる事でプレイできるが、日本語版は公式サイトから落とす事はできなくなっている。
・前回無事に取り戻したBMW M3GTRであったが、最初のバトルで巨大なパイプに潰され一発廃車となる。しかも今回は改造できない。EAはM3に何かうらみでもあるのか?ともあれ短い間だったけどありがとう…僕のM3…。
・パソコン版はHD非対応・・・。公式に対応するのはプロストリートからである。
オウン・ザ・シティ
PSP版およびGBA版(日本未発売)は内容が変更され、ニード・フォー・スピード・カーボン オウン・ザ・シティというタイトルで発売されている。
ストーリー
兄の事故死の原因を追究する内容に変更され、登場人物も全て新規である。
マップ
モストウォンテッドのマップを左右反転させ一部アレンジしたものに変更。そのため本編と違いスピードを出しやすい。
ウィングマン
基本的なシステムは本編に沿っているが、一部のスキルが省略されたり、2人まで連れて行けるといった変更がある。
また、後方にスパイクを射出して敵を妨害する「アサシン」が追加されている。アサシンが出したスパイクは自分にも効果があるので踏まないよう注意。
関連動画
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関連コミュニティ
関連項目
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