Ninja400およびNinja400Rとは、川崎重工業が販売している400ccクラスのオートバイの名称である。
概要
長年に渡り販売され排ガス規制により絶版となったゼファーやZRX等400ccロードスポーツ車の穴を埋めるべく、2010年に発売された。
防風性の高いフルカウルにネイキッドと同様のアップライトなポジションのバーハンドルというツアラー寄りのスタイルであるが、軽快な運動性もあり、他のNinjaシリーズ同様に万能なスポーツバイクである。
日本国外仕様車として販売されていたER-6f(Ninja650R)がベースになっており、兄弟車種であるネイキッド仕様のER-6nをベースとしたER-4nも同時に発売された。日本国内では過去に同系統の車種として、ハーフニンジャことGPZ400SやEX-4などが販売されていたが、ベース車が海外で定番車種として根強い人気があったにも関わらず、国内ではレーサーレプリカブームや4気筒車人気などの影響でまったく存在感がなかった。
しかし、400cc(に限らないが)氷河期に発売されたNinja400Rは、先に発売されたNinja250Rの人気や、貴重な400ccフルカウルでありながら比較的安価な価格設定などにより、同クラスの代表格であるCB400SFに匹敵する好調なセールスとなった。
2011年にER-6f(Ninja650)がフルモデルチェンジした後も旧デザインのまま販売されていたが、2013年に共通化され、名前もNinja400に変更された。しかし、ER-4nは現行6nデザインに変更されず、生産終了となってしまったようである。
2018年モデルはなんと新型250との共通車体となり、装備重量は650ベースだった先代より37kg減の167kgでクラスでも屈指のライトウェイトスポーツへと方向転換した。なおネイキッド版としてZ250ベースのZ400も発売された。
関連動画
・Ninja400(2018~)
関連項目
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