化天を司る糸よ!儚き無幻となりて我が滅び行く魂を導け!!
エクシーズ召喚!!
現れろNo.77!!ザ・セブン・シンズ!!!
No.77 ザ・セブン・シンズとは、漫画「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。
概要
八雲興司が使用するランク12のナンバーズ。攻撃力は4000で、以下のような効果を持つ。
- 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除くことで、相手フィールドのモンスターを全て破壊し、そのモンスターをこのカードのエクシーズ素材とする。
- このカードが除外される場合、代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ破壊する。
遊馬、凌牙、カイトとのデュエルで登場。
「リベンジ・プリズン」によって「No.84 ペイン・ゲイナー」をオーバーレイ・ユニットにしてエクシーズ召喚された。効果で凌牙の「No.47 ナイトメア・シャーク」を破壊して素材化し、次のターンにはさらにカイトの「銀河眼の光子竜」を素材化した。そして凌牙に直接攻撃しようとしたが、「ルートチェンジ」で攻撃対象をカイトに変えられてしまった。
次の遊馬のターン、遊馬の「SNo.39 希望皇ホープONE」の効果で除外されそうになった際は、自身の効果で素材を身代わりにしたが、直後に「エクシーズ・ウルティメイト」で破壊された。
その後、e・ラーに利用されていたことを知った八雲が、改心して昔の無垢だったころに戻りたいと願ったことでこのカードは白紙となり、遊馬の手に渡った。
凌牙、カイトの手に渡った2枚と違い、このカードがほかのナンバーに変わる明確な描写はなかったが、この後に遊馬・アストラルが使用した「SNo.0 ホープ・ゼアル」と「No.93 希望皇ホープ・カイザー」の2体にはこのカードの模様と似たような装飾が見られるため、このどちらか、あるいは両方に変わったのかもしれない。
破壊・素材化の効果名は「スパイダー・シルク・レイン」、身代わりの効果名は「オーバーレイ・サクリファイス」、攻撃名は「ジェノサイドスパイダーシルク」。
破壊ではなく除外される場合という変わった身代わり効果を持つが、八雲のナンバーズはデュエル中に開眼して効果などが決定されることを考えると、「銀河眼の光子竜」や「SNo.39 希望皇ホープONE」対策として付けられた効果だと思われる。素材を使ってしまうので、破壊・素材化効果をもう使えなくなってしまう欠点はあるが。
カード名のザ・セブン・シンズ(the seven sins)とは、七つの大罪のこと。八雲の使用したナンバーズの何枚かは、七つの大罪をモチーフにしている。
OCG版
「PREMIUM PACK 18」(ジャンプフェスタ2016で先行販売)でOCGに登場。
エクシーズ・効果モンスター
ランク12/闇属性/悪魔族/ATK 4000/DEF 3000
レベル12モンスター×2
このカードは自分フィールドのランク10・11の
闇属性Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
この方法で特殊召喚したターン、このカードの(1)の効果は発動できない。
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て除外し、
除外したモンスターの中から1体を選んでこのカードの下に重ねてX素材とする。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
除去効果は、素材が2つ必要となり、除去できるのは特殊召喚されたモンスターのみ、素材にできるのはそのうち1体と制限されたが、破壊ではなく除外になっている。また、除外の身代わりは、破壊の身代わりに変えられた。さらに、漫画の「リベンジ・プリズン」を内蔵したような召喚方法が追加されているが、この場合、そのターンに(1)の効果が使えないデメリットがある。
レベル12のモンスターなど1体出すだけでも面倒なので、通常のエクシーズ召喚は狙いにくい。レベル変更込みならば「ガガガカイザー」と「ガガガシスター」を利用するなどの手段で揃えられなくもないが、この場合はほかのランクも狙えるので、採用の際はほかのランクも含めた検討が必要になる。
自身の召喚条件を使って出す場合は、ランク8~9の闇属性エクシーズモンスターの上に重ねられる「No.84 ペイン・ゲイナー」を使うと、使用できるデッキの範囲が広くなる。カテゴリで言えばギミック・パペットがこの範囲にある。
No.84を使わない場合は、ランク10の「CNo.92 偽骸虚龍 Heart-eartH Chaos Dragon」か「No.35 ラベノス・タランチュラ」を使うことになる。ランク10を出しやすい【リチュア】や【列車】デッキなどで使うことになるだろう。
(1)の効果は特殊召喚されたモンスター限定の全体除去。
除外なので再利用されにくく、破壊ではないうえに対象をとらないので耐性もすり抜けやすく、強力な除去となる。素材も補充できるため、(2)の耐性のための素材を残すこともできる。ただし、ランク10・11から出した場合は1ターン待たねばならないため、すぐには使えない。(2)の効果も利用してフィールドに残したい。
(2)の効果は破壊耐性。
発動する効果ではなく、戦闘破壊にも対応するので、「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」の攻撃にも耐えられる。ただし、破壊以外の除去には対応しないので、ほかの防御カードも併用したい。No.84から出した場合は素材が4つあるはずであり、(1)の効果で素材持ちが良いので、適用しやすい。
元々の攻撃力も4000と高いので、No.84で相手のモンスターを除去した後にこのカードを出せば、直接攻撃で大ダメージを与えられる。
大型モンスターらしい強烈な全体除去と破壊耐性によって十分な活躍が期待できる。ランク8以上を使うデッキならば、エクストラデッキの圧迫は気になるものの、No.84とセットにして多くのデッキで採用可能。
イラストの見た目は蜘蛛で、使用者の八雲も【昆虫族】デッキを使用していたが、このカードは悪魔族に設定されている(No.35と84は昆虫族)。カード名にもなっている七つの大罪のイメージを優先した結果か。
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関連項目
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